ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」は、10月6日から11月24日までの期間限定で、毎年恒例の400gハンバーグ「ガリバーバーグ」を提供すると発表。さらに今年はハンバーグ以外にも様々な“ガリバーメニュー”が登場するというが、ネット上では「お値段もガリバー級」と落胆する声も見られる。
「今年は食欲の秋に合わせ恒例となっている『ガリバーバーグディッシュ』(1400円=以下税込)に加えて、サイドメニュー人気No.1の『びっくりフライドポテト』を通常の2倍量にした『ガリバーフライドポテト』(660円)、北海道産生乳を使用したミニソフトを20cmもの高さに仕上げた『牧場のガリバーソフト』(650円)、つぶつぶ食感イチゴミルクを高さ25cmの巨大グラスに盛り付け北海道ソフトクリームをトッピングした『びっくりイチゴミルク』(715円)などの新メニューも用意されているのです」(フードライター)
ただし、これにネット上では《価格もガリバーやないかい。価格が安くて商品だけがガリバーならいいのに》《大盛りでお得かと思いきや、値段も高いって冷めるわね》《400gで1000円ポッキリキャンペーンとかなら喜ばれるだろうけど、量増やしたぶん値段上げるってちょっと…》など価格設定に疑問の声が相次いでいる。
「『レギュラーバーグディッシュ』の300gは店舗により異なりますが、約1200円で、『ガリバーバーグディッシュ』が400gで1400円。『びっくりフライドポテト』がだいたい440円で、2倍量の『ガリバーフライドポテト』が660円ですから、そこそこのお値打ち感はあるとは思います。しかし“デカ盛りブーム”到来中の飲食業界では、『吉野家』が牛丼の具の倍にあたる牛カルビ・豚肉・鶏肉を全部のせした『スタミナ超特盛丼』をカロリーマシマシの2000キロカロリーにパワーアップさせ、さらに茶碗一杯分に相当する追い飯まで付けて877円。そうした例と比べてしまうと、コスパで劣ると感じる人が多いのかもしれませんね」(前出・フードライター)
デカ盛りメニューも、ただ量が多いというだけでは許されない時代になったのかもしれない。
(小林洋三)