テレビ朝日、宴会6人を処分も「身内に甘すぎる」批判殺到!

 テレビ朝日は9月7日、緊急事態宣言下であったにも関わらず、東京オリンピック終了後に同社の局員が打ち上げと称して都内で宴会をし、女性社員1人が店から転落して緊急搬送された件についての調査結果を発表。同時に社員6人の処分も明らかした。

「同局によれば、宴会に参加したのはスポーツ局所属の20代の10人で、うち6人が社員で4人は社外スタッフだったそうで、オリンピック番組の打ち上げと異動するスタッフの送別会を兼ね、宴席が設けられたといいます。緊急搬送された1人については、酔いが回ってきた意識があり、先に帰ろうとして他の客と乗り合わせるのを避けようとエレベーターではなく非常階段を使用。『外に出られないと思い込み、隣のビルの壁や看板をつたって降りようと考えたのだと思う。何かをつかんだ後に落ちてしまい、その瞬間に激痛が走って、通行していた方に助けを求めた』という聴取内容も明らかにしました」(芸能ライター)

 宴会に参加した10人のうち社員6人については10日間の謹慎とし、スポーツ局長およびスポーツセンター長には監督責任で1カ月の減給処分、残りの社外スタッフ4人ついては派遣元に対応を依頼したという。これにネット上では、《謹慎10日だけとかえらく甘い処分》《コロナ対策で政府を批判し、自粛しない若者を批判、オリンピック開催も批判…でも身内だと謹慎10日でOKですって笑うわ》など批判の声が相次いでいる。

「テレビ朝日報道局の玉川徹氏は宴会騒動が報道された直後に出演した『羽鳥慎一モーニングショー』で、『テレビ朝日の社員として視聴者の皆さまの信頼を損ねたことに関して謝罪を申し上げます』と頭を下げ、『調査委員会などをつくって、すべてを明らかにして視聴者の皆さまにお伝えする。そこからしか信頼は回復できない』などと語っていましたが、調査結果と処分が発表された翌日の放送では番組で一切触れることはありませんでした。上からお達しかあったのかは分かりませんが、テレ朝ではもう“終わったこと”として片づけたのでしょう」(テレビウオッチャー)

 これでは信頼は回復できそうにない。

(小林洋三)

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