吉本坂46に影響を与えた“2人の父” 島田紳助ともう1人は?

 乃木坂46、欅坂46、日向坂46と同じ坂道系ながらも、明らかに一線を画すのが、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレントで結成している吉本坂46。5月8日に2ndシングル「今夜はええやん」をリリースしたばかり。19年1月7日付「オリコン週間ヒットチャートランキング」で初登場3位につけたデビューシングル「泣かせてくれよ」をしのぐことができるか、注目される。

 吉本坂46は3ユニットで構成されており、「選抜」が16人、「RED」も16人、「スイートMONSTER」が14人。断トツで高い人気を誇るのは、ダンスユニットのRED。メンバーは「No.1歌姫決定戦〜第一回夢のステージで歌えるコンテスト〜」(フジテレビ系)でグランプリを受賞した現役女子高生の藤井菜央、元NMB48の三秋里歩、デビュー曲の個別売り上げトップの吉本新喜劇の美人座員・小寺真理、現役医師の人気ピン芸人・しゅんしゅんクリニックPほか、ルックス抜群がズラリとそろう。そんななか、親子2代でよしもと芸人の美女がいるという。

「それは光永(ひなた)です。お父さんは、上方漫才師のケツカッチン・高山トモヒロ。地元の関西で活動している高山は、雨上がり決死隊などと同期のアラフィフのベテラン。故・河本栄得さんとの『ベイブルース』解散後、現在の和泉修とコンビを組みました。光永は芸人であり、舞台役者。テレビ出演で有名なのは、Hey! Say! JUMPの山田涼介のそっくり芸人として出ている、ものまね番組です」(エンタメ誌ライター)

 美少女であり美少年でもある光永。「笑っていいとも!」(フジテレビ系)にも、山田のものまねで出演している。

 REDは選抜と同じく、ダブルセンターだ。藤井菜央とともにセンターを張っているのは榊原徹士。元「新選組リアン」のメンバーで、俳優兼モデルのスーパーイケメンだ。彼もまた“よしもとの父”を持つ。

「彼にとって芸能界のお父さんは、すでに業界から身を引いている島田紳助さんです。紳助さんがプロデュースした大学生5人組のアイドルユニットが、芸能界入りのきっかけでした。紳助さんが司会を務めていた『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)、『オールスター感謝祭』(TBS系)といった人気番組に出演していましたが、リアンは3年ほどで解散。榊原さんはよしもと所属のままタレント活動を続行していて、今回の吉本坂46で再びチャンスをつかみました」(前出・エンタメ誌ライター)

 吉本坂46のルーツを探るうえで欠かせない“2人の父”は、坂道アイドルの“姉妹グループ”に大きな影響を及ぼしていた。

(北村ともこ)

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