「たとえば島田紳助さん…」旧統一教会の“反社会性”を「サンモニ」が糾弾

 朝の報道番組で11年前に引退を表明した元人気芸人の名前が飛び出し、SNSをおおいにザワつかせることとなった。
 
 9月11日の報道番組「サンデーモーニング」で取り上げたのは旧統一教会と自民党議員の関係性。9月8日に自民党が公表した“点検結果”によれば、全国会議員379人のうち179人が「接点あり」と回答。選挙で組織的支援などを受け入れた議員は2名だった。
 
 司会の関口宏はこの状況に、「この問題は選挙に大きな影響を与えているわけでねぇ…。何か1票持って投票に行くっていうこの感覚がなんだか空しくなってきちゃうね」と述べた。
 
 その後、日本総合研究所会長で評論家の寺島実郎氏は、日本の保守政治の根底に「根腐れ」が起きていると分析。続けて、「この団体の問題点はどこにあるんだって頭を整理しておきたいんですけど」と前置きして、「霊感商法に象徴されるような反社会性」を挙げた寺島氏はこう語った。

「もうひとつは反日性ですよ。つまりですね、日本の弱者に食いついてね、朝鮮半島を支配していた贖罪でもって『日本は金を出すべきだ』っていう形で入り込んできてるんですよ。で、国会議員という立場の人がですね、日本国民の生命、財産を守らなければいけない中心にいる人たちですよね。で、それが棄損されてることに対して、経済安全保障どころの話じゃないですよ。これもしですね、民間でこういう団体との付き合いがあったっていうことになったら、間違いなく引退か退任ですよ」

 反社会性と反日性を挙げて旧統一教会を厳しく糾弾した寺島氏。もしも民間人が旧統一教会との接点があれば「引退か退任」と持論を述べたうえでこう結んだ。
 
「たとえば島田紳助さん思い出してもわかりますけども、なぜこういうことになったのか説明も含めてですね、日本として大きな転機に立ってることは間違いないですよ」

 寺島氏が引き合いに出した島田紳助氏は2011年8月に暴力団関係者との交際を理由に芸能界を引退。会見では、「自分の中ではセーフと思っていたが芸能界のルールとしてはアウト」と振り返り、後輩に同じ過ちを繰り返して欲しくないとも語っていた。

 この発言にはSNSでも《サンモニは旧統一教会を反社認定したのね》《カルトの話題に紳助さんの名前出さなくても…》《宗教法人として認定されている旧統一教会を非合法組織に認定してしまった…》などと驚きのコメントが寄せられた。芸能界を引退した元芸人の名前を出して教団を糾弾したのは、勇み足だったかもしれない。

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