緊急事態宣言下の「酒場放浪記」にファンの悲鳴「世も末」「違和感しかない」

 月曜夜9時から酒好きを虜にしてきたのが、「吉田類の酒場放浪記」(BS−TBS)。ファンの間では「俺たちの月9」の愛称で親しまれ、テレビの前で吉田類が飲む姿を肴に晩酌するのが定番ともなっている。

「コロナ禍では酒場でのロケが思うようにできず、過去に収録したものを織り交ぜて放送してきました。コロナ禍で“新作”を収録する際には、『密を避ける』『他のお客さんにあまり話しかけない』などコロナ対策を徹底。お酒の進みも以前に比べてかなりセーブしている印象です」(テレビ誌ライター)

 そんな中で8月16日にオンエアされた「特別編」に、多くの視聴者がショックを受けたという。吉田類が訪れたのは、東京・八王子にある老舗の鳥料理店。畳の大広間にいくつもの囲炉裏を配し、窓の外は一面の緑。小高い丘陵の上にあることから、夏は涼しい風が吹き抜けるため、冷房がなくても快適に野鳥料理が味わえる老舗店だ。風光明媚なシチュエーションと野鳥料理で、さぞや酒が進むかと思いきや…。

「吉田類さんが注文したのはウーロン茶。たしかに、都内では酒類の提供自粛を要請しているので、当然のことかもしれませんが、吉田類さんがノンアルで酒場ルポをする姿はかなりレア。空っぽのお猪口でエア手酌するなど、見せ場はありましたが終始シラフで、SNS上では《貸し切りにしてるんだから飲ませてあげても…》《吉田類がノンアルって世も末》《緊急事態とはいえ違和感しかない》などなど悲鳴にも似た同情コメントが殺到する事態となりました」(前出・テレビ誌ライター)

 酒ナシでコース料理を堪能した吉田類は、しめの「とろろ麦飯」「なめこ汁」を口に運ぶと、「本当に健康になりますね。心身ともに健康になるという」とコメント。「吉田さん酔いもまわらず今日はリフレッシュの日」「酒はなくても楽しからずや」といったナレーションで特別編を締めくくった。

「『休肝日でもビール3杯』というほどの酒好きの吉田類さんが酒を飲まないというシチュエーションはファンの目にはかなりショッキングに映ったのでしょう。BS放送ながらツイッターでトレンド入りしたことで、その影響力の大きさを改めて実感させられました」(前出・テレビ誌ライター)

 くしくも緊急事態宣言の延長が各メディアで報じられたばかり。吉田類が酒場で気兼ねなく杯を重ねられるのはいつの日か。コロナ禍の収束を願ってやまない。

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