連日、熱戦が繰り広げられる東京五輪だが、韓国メディアは不適切な報道によって世界中から猛バッシングを食らっている。
韓国のテレビ局である「MBC」は同大会の開会式の中継で、ウクライナ選手団が入場する際に1986年に事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所の写真を使って紹介し、エルサルバドル選手団はビットコインの写真を使用。ハイチ選手団が入場する際には「大統領暗殺で政局が混乱」というテロップを付けて紹介したのだった。
さらに同局は、25日に行われたサッカー韓国対ルーマニアの試合で、ルーマニアの選手がオウンゴールすると「ありがとうマリン」とルーマニア選手の名前入りのテロップを画面に表示させたのだ。
失態をさらしたのは「MBC」だけではない。韓国の一般紙である「国民日報」は表彰式でメダリストに渡されるビクトリーブーケが、東日本大震災で被災した福島県産のトルコギキョウとナルコラン、宮城県産のヒマワリ、岩手県産のリンドウ、そして東京産のハランで作られていることに「この大会を通して福島原発の被害から復興する姿を世界に示すために福島産の花束を準備したが、放射能への懸念が少なからずあるのが事実だ」と言いがかりとも言える報道をおこなったことで物議を醸しているのである。
「韓国メディアは国内向けにこうした報道をしたのでしょうが、このご時世ですから当然のことながら世界中に拡散して知られることとなり、米『CNN』『ABCニュース』、英『ガーディアン』、加『トロント・サン』などなど世界中のメディアが差別的ともいえる韓国メディアの報道に対して非常に厳しい批判を寄せています。これを受け26日には『MBC』のパク・ソンジェ社長が謝罪。しかし、それでも韓国メディアに対するバッシングは収まらず、ネット上では批判が続いています。韓国では一時、東京五輪へのボイコット論が高まっていましたが、まさか参加したことで世界中に自国メディアのレベルが露呈することになろうとは思ってもいなかったでしょうね」(ITジャーナリスト)
これ以上、恥の上塗りをしなければいいが…。
(小林洋三)