ノーマスク集団が京阪電車の車両ジャックを予告!

 公共交通機関や商業施設、飲食店など不特定多数の人間が集まる場所では、マスクの着用を要請している。だが、なかにはルールを守らない者もおり、注意する他のお客や施設関係者たちとの間でトラブルに発展する事例もたびたび報告されている。

 そんな中、関西大手私鉄の京阪電車にマスクを着用せずに乗車する「ノーマスク車両ジャック」を呼びかけるツイートが今月11日に投稿され、大きな騒動となっている。

 ちなみに投稿によれば、車両ジャックの実行日は24日。京阪本線の京橋駅(大阪市城東区)から乗車する予定のようだ。

「7月24日は新型コロナの陰謀論を信じる人たちが世界各地で同時デモを計画しており、この日は京都でもデモが実施される予定です。車両ジャック計画を投稿した人物も世界同時デモの参加予定者らしく、他の参加者が面白がってこの提案に便乗する可能性は高い」(ネットライター)

 ただし、鉄道の場合は乗客のマスク着用について飛行機ほどの強制力はなく、あくまでお願いという扱い。鉄道営業法という法律はあるが、ノーマスクを理由に乗車拒否することは難しいという。

 京阪電車は今回の予告乗車を受けて、15日にリリースを発表。改めてマスクの着用を求めるとともに、今後は警察など関係各所に相談して対応していくことを明かしている。

「当日、乗車予定となっている京橋駅は車両ジャックのノーマスク集団をはじめ、噂を聞いて駆けつけたやじうまや報道陣、駅員も普段より大幅に増員せざるを得ませんし、警察も来るはず。鉄道会社としては何も対策しないわけにはいきません。むしろ、コロナ禍で業績が悪化して大変なのに、とんだとばっちりもいいところですよ」(ジャーナリスト)

 車両ジャックの発案者はSNS上で沈黙を貫いたままで、決行するのか中止するのかは現時点ではわかっていない。いずれにしても他の大勢の乗客たちの迷惑になるようなことはやめてもらいたいものだ。

(トシタカマサ)

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