辛坊治郎「単独ヨット太平洋横断」の偉業達成! 次は政界に”出航”か

 ヨットで太平洋単独無寄港横断に挑んでいたキャスターの辛坊治郎氏(65)が日本時間の17日、ゴールの米国サンディエゴに到着。大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーから愛船、カリオンファイブで出航したのが4月9日。それから70日目の達成となった。

 ちなみにヨットでの太平洋横断は13年にもチャレンジしており、今回で二度目。だが、前回は出航からわずか6日目にマッコウクジラに衝突されるアクシデントに見舞われて船が浸水。救命いかだで脱出し、海上保安庁や海上自衛隊の大規模な捜索活動の末の救出だったことから「自己責任だ!」などと世間から激しい非難を浴びせられた。

 芸能界ではタレントの間寛平が09年、千葉~ロサンゼルスのヨット横断を成功させているが、このときは同船者との2人による挑戦。一方、今回は難易度が格段に上がる単独での横断で、ヨット好きの芸能人は多いとはいえ、ここまでの偉業を達成した者は過去にもいない。

 かつて辛坊氏と仕事をしていた出版関係者は、「彼は日本人にとって海外がまだ遠い場所だった70年代後半、バックパッカーとして約20ヶ国を放浪しています。好奇心だけでなく行動力も人並み外れた方」と話す。

 自身のYouTubeチャンネル『辛坊の旅』ではヨット太平洋横断関連の動画に限らず、コロナ前までは忙しいスケジュールの合間を縫って世界各地を訪問。その一部始終を動画で公開しており、ファンからは旅行系ユーチューバーとしても認知されていた。

「失敗を乗り越えての成功ですし、しかも前回は2人だったのに今回は1人とハードルも高く、汚名を自身の手で払拭させました。それに65歳という年齢は老け込むには早いといっても世間では会社を定年する年です。辛坊氏には政界進出の噂もあり、本人も否定していません。もし出馬となれば、最高のアピールになることは間違いないはずです」(同)

 本業はキャスターだけに見識も十分。政界という大海原へ出航するのか今後の行方を見守りたい。

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