彼がブレイクしてから、常に話題になることが多かった「米津玄師をちゃんと読めるか?」という意地悪な問い。正解は「よねづけんし」。でも、Jポップを聴かないお父さん世代にとっては、バカにされるキッカケとなるイヤ〜な質問でもある。
今さらそんな洗礼を浴びたのが、ダウンタウンの浜田雅功だった。4月21日放送の「ガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)で久しぶりに企画された「着ぐるみトーク」。その中で、まさしく「米津玄師の読み方」が話題に。松本人志が「よねづげんしん」と答えて笑いを取ると、浜田も「そのまま読んだらよねづげんし」。ところがこのやり取りに、ネットでは「俺も読めなかった」と共感の声があがり、また「えっ?げんしじゃないの?」「よねづげんすいだろ!」「よねつげんし」などと誤読祭り状態に。世間には意外にも読めない人が大量にいることが発覚した。
「ひょっとしたら男性の8割ぐらいは誤読していたのではないでしょうか? そんな感じですから、別に芸能人である浜ちゃんが米津玄師を正確に読めなくても、あまり驚きはなかったですね。浜ちゃん同様、中高年男性は米津の大ヒット曲『Lemon』すら聴いたことがない人も多いでしょう。周囲のOLが『Lemon、いいよね』と話してるのを聞いて、梶井基次郎の『檸檬』かと勘違いしたオジサンもいたという笑い話もあるぐらいですからね(笑)」(女性誌ライター)
こうした温度差も配信時代ならではの現象か? 国民的ヒットといってもその浸透度は、かつてのヒット曲とは段違いのようだ。
(塚田ちひろ)