テレビ界も注目?即完売”顔が見えるマスク”の期待値と広がる可能性

 衛生用品大手の「ユニ・チャーム」は4月27日、飛沫を防ぎながら口元や顔の表情がわかるマスク「顔がみえマスク」(1枚入り税込1480円)の受注販売を開始した(同社ネットショップ限定)。同商品は口元や表情を見てコミュニケーションをとる聴覚障がい者に配慮して開発されたが、他にも様々な用途での活躍が期待できそうだ。

「『顔がみえマスク』は樹脂製フレームにくもり止め加工の透明シートを張ったマスクで、顔の80%が見える形状となっており、同社の人気商品である『超立体マスク』や『超快適マスク』の技術も活かされ、長時間着けても耳が痛くなりにくいといいます。水洗いすることで繰り返し使うことができるのも特徴です」(ネットライター)

 同商品は聴覚障がい者にかかわる人たち以外にも、言葉を覚えさせる保育の現場、笑顔が大事な接客業、そして未だに飛沫防止の効果が薄いとされるマウスシールドを使用するテレビ界、YouTubeの現場での利用が増える可能性も十分にある。

「今後、幅広い分野で活躍しそうではありますが、現在はダイレクトショップ限定での販売ということで、転売ヤーの買い占めが懸念されるところではあります。すでに27日の13時に発売された同商品は1人1個のみの販売だったにも関わらず、あっという間に完売してしまいました」(経済ジャーナリスト)

 まずは本当に必要としている人たちに届くように、私利私欲のために買い占め行為が起きないことを願うばかりだ。

(小林洋三)

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