「プロ野球も中止」吉村知事にファンの怒り「オリックスへの補償もセットで」

 4月20日、大阪府は緊急事態宣言の発出を要請。政府は新型コロナウイルス感染拡大が続く東京都、兵庫県、京都府も含めて発令する方針を固めた。大阪府の吉村洋文知事は「2週間では短い、1カ月以上では長すぎる」と話しており、期間は3週間〜1カ月程度になりそうだ。

 吉村知事は会見で、プロ野球やJリーグなどのスポーツイベントについて質問されると「個別のものを決めているわけではないので、国との協議の中で判断することになると思う。ただ、イベントについては原則中止または延期をすべきという考え方」と発言。そして「いろんな方法もある。無観客もあると思うし。現時点で無観客は考えてないという意見も出たり確定ではない。政府が決めないとできないが、今回の決定の主旨は人流抑制。そのときに大規模なスポーツイベントはそれにあてはまってくるので、抑制していくべきではと思っている」と付け加えると、関西のスポーツファンは一斉に反応してしまったようだ。

「プロ野球シーズンですし、本拠地は兵庫とはいえ阪神タイガースも絶好調。そんな時に、あいまいな言い回しでスポーツイベントの中止や延期を示唆したことに、怒りの声が上がりました。というのも、現在までに各スポーツイベントの感染対策はかなり厳しく行われていますし、実際にスポーツ観戦で観客のクラスターは出ていない。少なくとも公務員の会食クラスターと比べたら、本当にきちんとルールは守られていますよ。それなのに、帰りに会食もできないファンが唯一の楽しみにしているスポーツまで連帯責任なのかというわけです。それならば、今この瞬間も走っている聖火リレーも即刻中止してほしいという意見もありました」(週刊誌ライター)

 今回、スポーツイベントの中止に言及したことで、つねに休業要請と補償はセットと言ってきた吉村知事に対して皮肉たっぷりのコメントも多いのだとか。

「もしもプロ野球をひと月中止にした場合、大阪を本拠地とするオリックスの全選手の『ひと月分の年俸を補填できるの?』なんて声もありましたね。確かに中止するというなら、そうした球団への補償を求められても文句は言えません。映画館や大阪のお笑い演劇も同じでしょうし、補償問題だけは国にまる投げでは、ゴールデンウィークの動きを止めたいだけの科学的根拠のはっきりしない緊急事態宣言ではブーイングも出ることでしょう」(前出・週刊誌ライター)

 4都府県から発令される緊急事態宣言。菅総理は「オリンピック開催に影響なし」と強がっていたけれど、もしそれが本当なら、野球やサッカーなどスポーツ観戦でコロナ禍のストレスを解消しているファンが「吉村知事、お願いだからそこだけはさわらないで」と心の叫びをあげるのも当然かも。

(飯野さつき)

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