出張の際、人恋しさから宿泊先についつい呼びたくなってしまうのが派遣型性産業のお店のピンク嬢。ホテルは宿泊者以外の客室への出入りは禁止となっているが、宿泊施設によって厳格に対応しているところとそうでないところがあるという。
「例えば、フロント前を通らないとエレベーターに乗れないホテルは、途中で呼び止められることが多いです。有名どころだと大手の『T』や『R』はほとんどの施設がそうした構造らしく、前に在籍していたお店はこれらのホテルへの派遣を断っていました」
そう明かすのは、複数の地方都市で働いていた経験を持つベテラン出張ピンク嬢。彼女自身、過去に何度かホテルでスタッフから呼び止められた経験もあるという。
「ホテル側も慣れていて、対応はいたって事務的です。ただ、警察に通報されるわけではなく、こちらも素直に応じて引き上げます。その辺はすごくあっさりしていますよ。お客さんには申し訳ないですが、後でお店が電話で事情を説明し、キャンセル扱いになります」
一方、入りやすいのはフロントが建物の入り口よりも上の階にあるホテル。ほとんどのホテルはボタンを押してなくてもフロント階でエレベーターがいったん止まってドアが開くが、今までそこで呼び止められたことはないと話す。だが、そんな潜入劇にも思わぬ落とし穴が…。
「でも、廊下に防犯カメラがあるホテルも多く、部屋に入った直後にフロントから内線が入り、退出するように言われたことが一度だけありました。恐らく、ちょうど防犯カメラの映像を見ているときに私が部屋を訪ねてしまったからだと思いますが、こればっかりは防ぎようがないので…」(前出・ピンク嬢)
そんな彼女は仕事の際、呼び止められるリスクを少しでも減らすため、なるべく目立たない服装にすることを心がけているそうだ。
「でも、アブノーマル系のお店のコを呼ぶ場合は要注意。プレーに使う衣装や道具で荷物が多く、キャスターバッグを転がして来る女のコがいるからです。深夜に大きな荷物を持った女性が客室に直行しようとすれば疑われて当然だし、呼び止められることも実際多いんです」(前出・ピンク嬢)
ちなみに絶対に女の子を帰したくないのであれば、2人分の宿泊料金を払ってダブルやツインの部屋を予約しておくのが一番だという。
「実は、そういうお客さんも結構います。呼び止められてもこれなら私たちもお客さんの連れだと言って入れます。安いビジネスホテルならシングルとの差額は4000円程度。カップル向けのホテルを利用しても同じくらい取られますし、そう思えば安いのかも」(前出・ピンク嬢)
遊び好きのビジネスマンは覚えておいて損はないかもしれない。
(T-Factory)
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