ホテル代高騰で出張族の裏技炸裂!狙い目は「サウナ泊」「電車泊」「隣県泊」

 出張族から悲鳴が上がっている。都心のホテルが軒並み値上がりし、出張時に宿泊する場所がないという大問題に発展しているというのだ。

 たしかにかつては5000円から6000円程度だったビジネスホテルは、今や会員価格ですら2万円ほどに跳ね上がっており、出張費の上限が決まっている会社では、一晩を明かすことさえままならない状況だ。

 それではとカプセルホテルに目を向けてみれば、こちらも週末は優に1万円を超えるというのだから驚きだ。最近は雑魚寝ながら平日3000円程度で宿泊可能なサウナ施設が宿のない人の駆け込み寺になっているという。

 一向に止まらない宿泊費の値上げ対策としてSNSで情報交換する人が相次いでいるが、数ある情報の中でもオススメなのは東京・文京区の東京ドームシティにあるスパ施設「LaQua(ラクーア)」なのだとか。

 旅行ジャーナリストが語る。

「ラクーアはJRの水道橋と地下鉄の後楽園、春日と3つの駅が使えてアクセス抜群。3230円から4220円(料金は日によって異なる)にプラス2420円の深夜割増料金を払うと、仮眠室に泊まることができます。風呂とサウナ、アカスリなども利用できるので、サラリーマンに人気になっていますね。ただし、隣にイビキをかく人などが現れる場合もあるので、ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンなどを用意しておくといいでしょう」

 また、新幹線のかわりに東京と香川、東京と島根を結ぶ寝台列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」を利用する裏技もあるのだとか。

「サンライズ瀬戸・出雲は一部を除いてほとんど個室で、ベッドやパジャマ、コンセントなどの設備はホテルレベル。上り下り共に夜に出発して翌朝到着するので、高い宿泊費を払うのであれば、寝ながら帰ってしまおうというわけです。料金は新幹線代に約4000円をプラスする程度。列車の旅情を楽しめるのもいいですね。ただし、ものすごい人気のためなかなか予約が取れないので、スケジュールが決まった時点で早めにチケットを確保しておいた方がいいでしょう」

 SNS上ではその他にも、「多摩川を越えればめちゃ安くなる」「埼玉や千葉に泊まると安い。オススメは東武東上線」などといった情報が飛び交っている。1円でも出張費を抑えたいなら、こういったネットの情報を集めるのはもはや必須といえるだろう。

(ケン高田)

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