現役高校教師が明かす性の事件簿「男女の生徒が多目的トイレに入ったまま…」

 昨年の緊急事態宣言発令を受けての休校だけでなく、学園祭や修学旅行といった学校行事の中止、入試日程・選考方法の変更など学校関係者にとっては異例尽くしの1年。日常生活にも何かと制約が設けられ、ストレスを抱えた学生が増えている。その影響からか問題行動を起こして、ちょっとした“事件”を起こす生徒も多いそうだ。

「これはウチの学校だけなのかもしれませんが性的な部分での風紀の乱れを感じます。昨年のことですが、実は地域住民の方からクレームが入ったことが何度かあって……」

 そう話すのは、某地方の私立高校で生徒指導部長を務める男性教諭(40代)。なかでも衝撃的だったのは「お宅の生徒らしき男女が公園の多目的トイレに入ったまましばらく出てこない!」という通報だったという。

「聞いた瞬間、思い浮かべたのはアンジャッシュの渡部さん(苦笑)。正直、私の高校時代にも多目的トイレでヤッてるヤツはいましたが、さすがにこの時期にそれはマズすぎる。あまりにタイムリーすぎて頭を抱えましたよ」

 高偏差値の進学校ではないため、以前から地元住民からの通報は珍しくなかったとか。それでも大半はケンカや歩きタバコなどで、性的なものではなかったそうだ。

「けど、一番ショックを受けたのは、これも去年のことですが『ウチの裏でお宅の生徒がふしだらな行為をしてた!』という目撃情報。しかも、その方が注意したら慌てて逃げたらしいのですが、なんと使用済みの避妊グッズを捨てていったそうなんです」

 現場は家と家に挟まれた、人ひとりがやっと通れるほどの狭い空間。自宅のすぐ隣で見知らぬ若い男女が行為に励んでいる姿を見た住民もさぞ驚いたに違いない。住民が通報したことから、制服など学校が特定できるものを身につけていたのかもしれない。

「教頭と2人でひたすら頭を下げましたよ。このときは生徒を特定することができ、問い詰めたら本人たちも認めて謝罪の弁を述べていましたが反省は口だけ。男子生徒も女子生徒もバレたのは運が悪かったって態度でした。こんなことが何度も起きれば、地域で悪い噂が立ちかねません。ただでさえ少子化の影響で生徒集めには毎年苦労しているのに……」

 生徒にしてみれば、テレワークで日中も親が家に居るため、彼女を自宅に連れて行けないのかもしれない。若いので性的な欲求をおさえきれないのだろうが、学生の本分はあくまで勉強。多目的トイレや屋外での行為はさすがに控えてもらいたいものだ。

(T-Factory)

※写真はイメージです

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