20年の「女芸人No.1決定戦 THE W」は、プロダクション人力舎所属のピン芸人・吉住が4代目女王に輝いた。準優勝は、浪速のしゃべくり漫才師の紅しょうが(熊元プロレス&稲田美紀)。ともに全国的知名度が低い3名だが、吉住はかねてから芸人仲間のあいだでネタに定評があった。紅しょうがは、真っ赤な口紅にぽっちゃり体型の熊元プロレスが「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)で俳優の斎藤工にキスしたことで、業界をザワつかせたことがある。
ボケの熊元プロレスのインパクトが強すぎるため、どうしてもツッコミの稲田は影が薄くなりがちだが、じつは稲田には“大御所キラー”の一面があるから驚きだ。
「オール阪神・巨人の両師匠から、女として見られたことがあるようです。バラエティ番組で、さらば青春の光の森田哲矢に暴露されていますが、真面目なイメージが強い巨人師匠から『2人で宝塚、観に行かへんか?』とアプローチされ、2人きりで観劇したことをバラされて、一時はヘンな疑惑が浮上しました」(芸能関係者)
巨人師匠といえば、「M-1グランプリ2020」でも例年通り審査員を務めた漫才界の大御所。20年はコンビ結成45周年のアニバーサリーイヤーだった。昨年は、上方漫才界で3組目となる紫綬褒章を受章している。
稲田はそんな巨人師匠のみならず、相方の阪神師匠まで虜にしていたという。
「ランチで3万円ほどの高級コースを2人きりで食べにいったことがあるそうです。夜の食事も誘われ、さすがに断ったのですが、USJデートを申し込まれたとか。しかも、ハロウィンの時期でもないのに『僕は学生服でいいから、君はセーラー服で来てくれへんか?』とリクエストがあったといいます」(前出・芸能関係者)
大巨匠をダブルで手玉に取った稲田。所属事務所のプロフィールの特技の欄には「おじさんとすぐに仲良くなれる」とあるが、その男たらしの術を活かして、今年こそ「THE W」の優勝と大ブレイクが期待される。
(北村ともこ)