一時は9割以上が欠航となっていた飛行機の国際線。しかし、ここにきて少しずつではあるが、運行本数が増え始めている。なかでもバンコク便は1月6日からJALとANAが週3便ずつ、羽田発のフライトを再開させる。
タイを訪れる外国人観光客は増加の一途で、タイの観光・スポーツ省の統計によれば、2019年にタイを訪れた日本人旅行者の数は、過去最多となる約180万人。男性の場合、現地でのナイトライフを楽しみにする者も少なくないが「彼らを虜にする日本人御用達の”夜遊び天国“と呼ばれる街がある」とは海外ピンク事情に詳しいライター。
「シラチャーというバンコクから車で約2時間半のところにある港町です。ビーチリゾートと歓楽街で有名なパタヤの近くにあり、ガイドブックでもほとんど紹介されていません。なぜそんな街が日本人御用達かと言うと、近くに複数の日系工業団地があるからなんです」
外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、2019年の時点でシラチャーに住む日本人は約6000人。総人口(約25万人)に占める邦人居住率の高さは世界一とも言われる。
「街の中心部には日本語で書かれたパブやスナックの看板が並んだ通りがいくつもあり、まるで日本にいるような気分です。女のコも半数以上がカタコトの日本語を話せますし、容姿も日本人好みのコばかり。街の周辺にはゴルフ場も多いことからバンコク在住の駐在員たちもよく泊まりで遊びに来ます」(前出・ライター)
連れ出しの相場はショートで2000バーツ(約6900円)から。また、日本のエステ系ピンク店のようなマッサージ店も充実しており、こちらは総額で1500バーツ(約5200円)ほど。明朗会計の店が多く、バンコクに比べるとボッタクリのトラブルなどは少ないとか。
「ただし、人気は2500バーツ(約8600円)からとやや高めの『O』という大型店。バンコクにも店がある有名グループの系列店ですが、日本の浴室系ピンク店そっくりなシステムと設備で常連になっている駐在員も多いですよ」(前出・ライター)
居酒屋に焼肉など日本食の飲食店も充実しており、旅行者の中には他の主要観光スポットそっちのけで空港から直行する者もいるとか。タイが以前のように気軽に旅行できるのはまだ先のことになりそうだが、シラチャーという名前を覚えておいて損はないはずだ。
(トシタカマサ)