「日本レコード大賞」LiSAの“当確情報”が流れたワケ「芸能界の重鎮が…」

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりコンサートや音楽イベントが相次いで中止となるなど、音楽業界にとっては厳しい1年となった。

 そんな中、大晦日の「NHK紅白歌合戦」とともに業界の注目を集めるのが「日本レコード大賞」だ。

「日本レコード大賞」といえば、近年は各賞の選考の不透明さや「年間大賞」の受賞作品を巡って「週刊文春」で買収疑惑が報じられるなどネガティブな印象を持つ音楽ファンも多く、毎年TBSが放送する授賞式の中継番組「輝く!日本レコード大賞」も全盛期に比べると視聴率で苦戦している。

 とはいえ、いまだに業界内では「音楽業界最大の賞レース」としてそれなりの注目を集めている。

 今年は「優秀作品賞」として、三浦大知の「I’m Here」、純烈の「愛をください〜Don’t you cry〜」、Little Glee Monsterの「足跡」、瑛人の「香水」、乃木坂46の「世界中の隣人よ」、AKB48の「離れていても」、氷川きよしの「母」、LiSAの「炎(ほむら)」などの10作品が選ばれている。

 この中から「年間大賞」が決まるわけだが、スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

「当初は“演歌界の貴公子”として実力、人気とも認められており、今年はイメチェンでも話題になった氷川さんの『母』を推す声が多かった。また、賞を後援するTBSは中継番組の視聴率欲しさに年内で活動休止する『嵐』のサプライズ登場を水面下で画策していたようですが、上手くいかなかったようです。そうした中、ここに来て水面下で“当確情報”が流れているのが、LiSAの『炎』だそうです」

 大賞候補に推される「炎」といえば、大ブームを巻き起こしているアニメ「鬼滅の刃」の劇場版主題歌。昨今の「鬼滅ブーム」を考えれば、「年間大賞」を獲得しても不思議ではないが、実際の事情は異なるようだ。

「実際は『レコ大』に強い影響力を持ち、LiSAさんの所属レコード会社とも懇意の芸能界の重鎮が後押しをしているようです。実際、過去の『レコ大』の『年間大賞』の受賞作を見てみると、7年連続でこの重鎮と懇意のレコード会社のグループ企業のアーティストの作品が受賞していますからね」(前出・スポーツ紙記者)

 さまざまな憶測が流れるなか、こうした風評を一掃できるか。受賞曲の発表が待ち遠しい。

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