稲葉ジャパンに暗雲!? プロ野球「奥様会」の深すぎる闇「FA妨害工作も…」

「本来であれば、今シーズンのオフに栗山英樹監督が勇退してGMに就任。監督は稲葉篤紀が引き継ぐ青写真を描いていたんです。稲葉といえば2006年の日本シリーズでMVPを獲得した日ハムの顔ですからね。ところが東京五輪の延期で、稲葉は来年も日本代表チームの指揮を取らなければならなくなった。栗山監督は昨年にも辞意を示して球団側から慰留されましたが、今シーズンも5位と低迷中。このままもう1年、監督を続けるのか、つなぎで現コーチから誰かを“昇格”させるのか。難しい判断を迫られるところです」(球界関係者)

 北海道日本ハムファイターズの監督人事について、さらに暗い影を落としたのが、稲葉に関する週刊誌報道だという。「週刊文春」10月1日号は「稲葉監督“モンスター妻”日ハム後輩夫婦にパワハラ180分」と題して、夫妻の公私混同ぶりをスッパ抜いている。

「記事によれば騒動が起きたのは2017年。稲葉の妻Aさんを中心とした“奥様会”のようなグループがあったのですが、なかでも懇意にしていたのが、宮西尚生投手、大野奨太捕手、吉川光夫投手といった当時の中心選手の妻でした。ところがいつの間にか、Aさんが稲葉の威光をたてに何かと先輩風を吹かせるようになり、些細な行き違いからトラブルに発展。大野選手が中日にFA移籍する際、Aさんは稲葉の球界人脈をチラつかせ、『FAだよね? 私は谷繁(元信)さん、森(繁和)さんとつながっているから』と話したそうです。これを妨害工作と受け止めた大野は大きなショックを受けたとか」(スポーツ紙デスク)

 結果的に、記事のタイトルにあるように、稲葉とAさん、それに宮西夫妻と大野夫妻をまじえた3時間におよぶ“話し合い”の場が持たれたが、やはり日本代表監督の肩書きもあって、稲葉の妻Aさんが一方的に“口撃”する一幕もあったという。

「公開説教が行われたのは今から3年前ですが、今振り返ると、昨年から有原航平や斎藤佑樹といった有名選手が結婚を発表しましたが、披露宴を行ったという話を聞きませんね。もしもきちんと大きな式を挙げれば、稲葉夫妻を呼ばないわけにはいきません。“ボス妻”に目をつけられたらタマらないと、こっそりやったのかもしれませんが…」(スポーツ紙記者)

 もしも来シーズンオフに稲葉が日ハムの監督に就任したら…。所帯を持った選手としては戦々恐々だろう。

「奥様会のような仲良しグループは他のチームでも見受けられます。ただ、先輩後輩の関係や実績などで、自然と序列ができる風潮があって、一線を引く人も多いようです。かつて、チームのV旅行といえば家族同伴が常識でしたが、近年は家族を伴うV旅行そのものをとりやめる球団も増えていると聞きます。まるで稲葉をめぐる奥様会のトラブルを予見していたかのようです」(前出・球界関係者)

 稲葉監督は北海道でも絶大な人気、知名度を誇り、監督就任を待ちわびる声は多い。それだけに今回の奥様会の“深すぎる闇”に大きな注目が集まってしまったようだ。

(渡辺俊哉)

スポーツ