《こっそり覗きにきてるマトリさんやメディアの方々、フライデイさん!ツイッター速報に書き込んでる皆さんは特に聞いていただきたいお話です》
元女優の高樹沙耶氏が、とある大学教授の“麻草論”をリツイートしてこんなコメントをアップしたのは9月6日のことだった。違法薬物の取締官を指す「マトリ」を持ち出すとは穏やかではないが…。確かに、このところの高樹氏の一連のツイートには注目が集まっていた。
女優の階戸瑠李さんが31歳の若さで亡くなったのは8月28日のこと。突然の訃報について事務所関係者は、階戸さんにはてんかんの持病があり、死因は確認中とのコメントを発表。すると、これに元女優の高樹氏が《残念です。てんかんには麻が役立ちますのに。》とツイートしたことで、SNS上では、
《医療用の麻の使用については、医師が判断すればよい事であり、“元芸能人”の素人が口をはさむことではない》《いくら推進論者だからといって、人の死を利用するような発言は如何なものでしょうか》《この人が解禁を訴えれば訴える程、解禁が遠のいていってるのに気づかないのでしょうか》といった批判の声が殺到した。
「さらに、”ご丁寧にも”、ツイッター上には、海外の医療麻草がてんかんに効果的、といった動画のリンクを張り付いていたんですが、とはいえ、映像はてんかんに苦しむ子供たちを特集したもので、具体的なエビデンスはなし。ましてや、階戸さんに、てんかんの持病があったとしても、それが死因だと断定されているわけではありません。にもかかわらず。“麻が役立つ”と発言するなど、無責任極まりないと言われても仕方がないでしょう」(スポーツ紙記者)
高樹氏が、日本では非合法扱いの麻草の合法化に向けて活動を発表したのは2012年のことだが、
「もちろん、法律違反を推奨するような彼女に、仕事のオファーが来るはずもなくメディア露出は激減。結果、芸能界を引退することになった彼女は石垣島に移住し、男性4人と共同生活しながら宿泊施設を経営していました。しかし、何を思ったか、16年には医療麻草の解禁を訴え、参議院選に立候補して落選。さらにその後、彼女たちが暮らす住居で麻草が見つかり、違法薬物所持の疑いで現行犯逮捕。翌年4月には執行猶予付きの有罪判決が下りまました。その期間満了が今年の5月だったと言われています」(前出・スポーツ紙記者)
そんなタイミングもあってか、高樹氏の発言はエスカレートするばかり。
「先日、北海道で40代の女性が同居する内縁の夫の頭にガスバーナーで火をつけたという殺害事件が報道されましたが、逮捕された女性の名前が”麻美”だったことを受けて、《日本人の名前に麻美さんとか麻子さんとか麻生さんとか多いけど、麻草が恐ろしいものだとしたらなんでこのような名前をつけるのですか? 誰か教えてほしいな!》とツイートしたんですね。当然のことながら、このあまりにもぶっ飛んだ発言に、《これはマジメに一時保護した方がいい。ドン引きしたわ》といった声が殺到したことは言うまでもありません」(前出・スポーツ紙記者)
高樹氏は連日、“麻”に関する記事やツイートをチェックし、それに反応しているとされるが、その情報収集能力の高さには驚くばかり。
「最近、医療用分野での“推進派”の某医師が、安倍総理の持病である潰瘍性大腸炎にも麻草は有効、というツイートしたんですが、当然彼女もリツィートしていましたからね。こともあろうに現役の首相の病状改善に、違法薬物であるハッパを提唱するとは……本当に開いた口がふさがりませんよ」(前出・スポーツ紙記者)
かつては、人気女優としてドラマ「相棒」(テレビ朝日系)にも出演していた高樹氏だが、もはや杉下右京でも、お手上げといったところか。
(灯倫太郎)