「24時間テレビ」完走で「紅白司会」へ!? イノッチ抜擢の理由は嵐との“序列”

 無観客での開催も取りざたされている年末の「NHK紅白歌合戦」にて、いったい誰になるのかがまったく見えない司会者の顔ぶれ。白組司会は2016年から相葉雅紀、二宮和也、櫻井翔、櫻井翔と4年連続で嵐のメンバーが務めているが、その顔ぶれに大きな変化が見られるかもしれない。

「今年いっぱいでの活動休止を発表していることから、嵐は大トリや特別コーナーへの出演が確実視されており、司会まで兼任する余裕はないと見られています。そこで本命視されているのが関ジャニ∞の村上信五ですが、ここにきて強力な対抗馬が存在感を示してきたというのです」(芸能ライター)

 その対抗馬とはズバリ、V6の井ノ原快彦だという。その井ノ原は2015年の第66回で白組司会を務めており、目新しさがないのは否めないところ。しかしNHKではその井ノ原に俄然、興味を示しているというのである。

「井ノ原は8月23〜24日に放送された『24時間テレビ』(日本テレビ系)にて、ジャニーズタレント5人によるメインパーソナリティーのキャプテンに就任。大役を見事にこなしてみせました。発表当初は井ノ原が中心では地味過ぎるとの声も多かったのですが、コロナ禍のご時世では無難なキャラクターこそ、まとめ役には適任だったようです。それゆえコロナ禍が続く中での開催に疑問の声も絶えない紅白にとって、井ノ原は適任との声がNHK局内からあがるのも不思議ではありません」(前出・芸能ライター)

 井ノ原はもともと、有働由美子アナと朝の情報番組「あさイチ」で8年間にわたってコンビを務めてきた実績があり、NHKとの関係は深い。それに加えて今年の紅白では、井ノ原に白組司会を任せることで大きなメリットがあるというのだ。

「嵐が大トリを務めるとして、司会者には嵐よりも先輩のメンバーを置いたほうが、都合はよいはずです。その点、V6は嵐よりもデビューが4年早いですし、嵐で最年長の大野智が大晦日の時点では40歳なのに対して井ノ原は44歳と年長ですから、まさに適任でしょう。それに対して村上は嵐にとって後輩なので、司会者が出演者に気を遣うという具合の悪さを露呈しかねません。ここはやはり井ノ原のほうが、座りが良いことは明らかですね」(前出・芸能ライター)

 果たして白組司会は井ノ原で決まりなのか、それとも想定外の候補者がいるのか。NHKの判断に注目が集まるところだ。

(浦山信一)

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