確かに、聞きようによってはどうとでも取れるから面倒なことに!? 芸能界の話題としては終息していたかに思われた、アンジャッシュ渡部建の不貞騒動。それでも、世間の人たちの心のどこかにスイッチはあるようで、今回はそれが久しぶりに押されてしまった感じかも……。
発端は7月28日、おぎやはぎの矢作兼が深夜放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」にゲスト出演したこと。番組内のトーク中に、爆笑問題の太田が「渡部、元気?」と矢作と同じ人力舎に所属する渡部についていきなり質問。すると矢作は「俺も人づてに聞いたんですけど、だいぶ笑顔を取り戻してきたと。そりゃあ時間も経てばね…」と、無難な発言。事務所に対しても「大変だなぁ」と心配する発言をしていた爆笑問題の田中は、矢作からの情報を聞き「おウチではね、子どもも可愛いしそりゃあ笑顔にもなるよ」と、同じくパパらしい温かいコメント。ところが……。
「その後のやり取りに出てきた発言でネット民から賛否…といいますか、疑問の声が噴出してしまったんです。それというのは、笑顔が戻ったという渡部さんの問題を総括する形で、田中さんが『今回は奥さんが凄かったね、偉かったね』と、渡部さんの妻で女優の佐々木希さんを絶賛したこと。太田さんも『奥さんには一生頭が上がらないね』と後押ししましたが、特に疑問視されたのが『佐々木さんが偉かった』という田中さんの意見なんです」(女性誌ライター)
聞き流せばさらっと素通りできそうな言葉でも、確かに引っ掛かる人には引っ掛かってしまったようで、「あんな下劣なトイレ不貞をしていた旦那に耐えるのが偉いっていうのはずいぶんな考え方ですね」「女は浮気されても我慢するべきって今でも思ってるんですね」「不貞旦那をぶん殴って別れたら偉くないんですか?」などと、“サレ妻”(不貞された妻)と思しき女性たちから怒りの声が。
すると、ネットコメント欄が紛糾。というのも、田中の言った「偉かった」は、妻の佐々木が必要以上に悪態をついたり、事を荒立てなかったことを言っているのでは? という声も増えたから。
「そうなんです。とにかく、奥さまの佐々木さんが『偉い』という意味がどうとでも取れるというのがまずかったですね。田中さんのコメントに対する声がどうこうより、ネット民同士の言い争い、向かい合っていたらつかみ合いになるのでは? と思うほどの罵り合いに発展してしまいました」(前出・女性誌ライター)
でも、実際に夫に浮気されたという女性たちからは「子どものために耐えただけだと思う」「やり返したいけど、そんなことしても虚しいだけ」「浮気されて以来、指一本触れさせてません」「耐えて偉いなんて言われたくない。旦那があんなゲス野郎なら恥ずかしいだけ」などなど、真に迫ったリアルな声が。田中がそこまで考えて発言したとは思えないけど、夫に不貞された奥さま以上に、奥さまに不貞された夫側は「耐えられない」ケースが多いという事例も。でも、男性側が女性の耐えるメンタルに甘えて「偉い」「凄い」なんて軽々しく口に出さないほうが面倒なことにはならないかも……。
(山田ここ)