太川陽介と蛭子能収の名コンビが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)を卒業したのは2017年1月のこと。以降、バス旅は俳優の田中要次と芥川賞作家の羽田圭介氏が引き継いでいるが、評判はいまひとつ。看板番組が不調とあって、局全体の視聴率の苦戦も伝えらえる。局側も打開策を模索しているようだが、結局、太川と蛭子に頼るしか手はなさそうだ。
というのも、3月になってから2人の番組を連発。3月9日には「太川蛭子のローカル鉄道寄り道旅」、その続きが3月14日に放送された。
「2人はテレビ東京が生み出した名コンビ。これまでも定期的に起用されてきましたが、ここまで立て続けに出演するのは極めて異例。3月24日には、『蛭子さんの新企画が始動! 蛭子能収のひとりで行けるかな? 早春の富士五湖』が放送されました。これは蛭子の冠番組ですが、ナレーションを太川が担当。蛭子にツッコミを入れる様はバス旅でのやりとりを思わせました」(テレビ誌ライター)
さらに4月18日からは、2人が出演する新番組「太川蛭子の旅バラ」がスタート。これまでの土曜スペシャル内での放送から独立し、レギュラー番組として放送されるという。
「その旅バラでは2人が毎週旅をするとか。月に1度は『ローカル鉄道寄り道旅』が放送されるそうです。テレ東はこれまで『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』や『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』『家、ついて行ってイイですか?』など名企画番組を次々と生み出してきましたが、これ以上、斬新な企画を作る余力は残っていないのかもしれません。太川と蛭子に頼るしかない編成が、その表れだと思われます」(前出・テレビ誌ライター)
太川陽介と蛭子能収のゴールデンコンビはテレビ東京の危機を救えるのか。「旅バラ」の内容と視聴率に注目が集まっている。