吉村知事に惨敗!! 小池百合子「出口戦略」の敗因は「PCR重複検査」だった

 列島が「自粛」から「経済再開」へ動きだす中、場外乱闘がそこかしこで勃発している。「3つの密」「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム週間」など歯切れのいいキャッチフレーズで東京の女帝が話題を独占すれば、独自の「大阪モデル」で通天閣を基準クリアの緑色にライトアップさせたイケメン府知事が人気急騰。コロナ対策の陣頭に立つ東京vs大阪、首長の裏バトルを徹底追及しよう。

 スピード感のあるコロナ対策を打ち出し、大阪府民から一躍注目を集めているのが吉村洋文府知事(44)だ。政治部デスクがその人物像を解説する。

「3月末の3連休では大阪─兵庫間の往来自粛規制、緊急事態下で営業を続けるパチンコ店名の公表、『見える化』で大阪城や通天閣などのライトアップ。目新しい戦略を矢継ぎ早に公表し、府民からの注目度はナンバーワンです。また、先んじて『大阪モデル』という出口戦略の基準を打ち出して国にケンカをふっかけ、西村康稔経済再生担当相(57)と舌戦となりましたが、すぐに謝罪に転じる変わり身の早さは元弁護士ならでは。舌戦慣れの証しです」

 連日のコロナ対策の会見に立つ姿にSNSでは〈#吉村寝ろ〉などと騒がれるほどの人気ぶり。さらにそのイケメンぶりに注目した

一部女性誌ではファッションショーよろしく、始球式のユニホーム姿など七変化コスプレの吉村氏をグラビアで掲載しているほどだ。大阪府政に詳しいジャーナリスト・吉富有治氏が語る。

「コロナ対策が功を奏したのか、大阪では老若男女問わず人気が出ています。大阪限定だった維新人気を全国へ広げ、日本維新の会の政党支持率を野党トップに押し上げたのも吉村効果です。独自の大阪モデルを打ち出し、『国がやらないから大阪がやる』とケンカをふっかける手法はまさに橋下徹元大阪市長(50)譲り」

 コロナが生んだ「ナニワのニュースター」といったところだ。

 吉村知事は11年に大阪市議として政界デビューした、橋下チルドレンの一人。その後、14年に衆院初当選を果たすが、大阪都構想の住民投票で惨敗し、府知事を辞した橋下氏に代わるエースとして15年に大阪市長、そして19年4月のW選挙で府知事となった。

「弁護士出身でラガーマンと、橋下氏と経歴はそっくり。子だくさんで家庭では元CAの妻に頭が上がらないところまで瓜二つです。毎日新聞の『評価できる政治家』調査では、2位の小池百合子都知事(67)の票をトリプルスコアで突き放す堂々の1位に選ばれています」(政治部デスク)

 この人気ぶりに苦虫を噛む思いなのが、ほかでもない小池都知事だという。都庁詰め記者が語る。

「コロナ対策では近隣県の知事どころか安倍総理をもはるかにしのぐ発信力のある小池知事ですが、吉村知事の大阪モデルで一気に形勢逆転となってしまった。というのも、東京ではPCR検査を同じ人が何度も受けているため、大阪のような陽性率を出したくても出すことができないのです」

 5月8日の会見では出口戦略を問われた小池氏が、

「出口、出口というと終息に向かっているようで、気の緩みにつながる。私は出口戦略という言葉は使わない。この先いくつかのフェーズがある。それについてのロードマップを示していく」

 と、大阪への対抗意識をムキ出しにした発言をしている。同時に、得意の「ヨコ文字用語」で論点をわかりづらくするのも忘れないのだった。

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