大阪府の吉村洋文知事が、マスク会食の義務化を示したが疑問の声が上がっている。4月6日放送の「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!〜」(TBS系/CBCテレビ制作)では、CBC特別解説委員の石塚元章氏が異を唱えた。
番組では、新型コロナウイルスに関する一連のニュースを報道。その中で、新規感染者数が7日連続で全国最多となった大阪の吉村知事が、自らマスク会食のポイントを動画で配信していることを取り上げた。吉村知事はYouTubeの大阪府の公式チャンネルで、マスク会食のやり方を実践。番組でもその動画を流して説明した。
ポイントは3つ。1つ目は入店時に手指をアルコール消毒すること。2つ目は、飲食時は片方の耳の後ろのひもの部分を持ち、マスクを外して飲食すること。それが難しければ、両方のひもの部分を持ち、マスクをあごまで下げて飲食する。いわゆる〝あごマスク〟だ。3つ目は話すときはマスクを着用することだった。
吉村知事の動画が流れたあと、石塚氏は「〝あご〟にというのは、本当はよくなかったのでは?あごにウイルスがついていると危ないから」と、あごマスクの危険性を指摘。MCでフリーアナウンサーの石井亮次は「完璧ではないけどやらないよりはマシ」と吉村知事をフォロー。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏も「吉村知事がよく考えられたいい方法」と賛成し、あごに飛沫がかかっていることもあり、それが下ろしたマスクについて再び装着したときに接触感染を起こすこともあるが、「吉村知事が言うように100%の対策はない。あごマスクもいいだろうという考えだと思う」と支持した。
マスク会食については、実業家の堀江貴文氏が3月31日更新のツイッターで「マスク会食とかしなきゃなんないなら会食したくなくなるでしょうよ」と辛口コメント。女優の石田ゆり子も2020年11月20日更新のインスタグラムで「そんなことするくらいなら黙って食べます!」とマスク会食に否定的だった。
賛否両論のマスク会食。さて、どれぐらいの人が実践するのだろうか。吉村知事のプライベートでのマスク会食も見てみたい。
(石田英明)