文春砲が「鬼滅の刃」を直撃!? 気になる女性作者の正体と“最終回発情期”

 昨年のアニメ放送で人気に火がつき、累計4000万部まで売り上げを伸ばしている漫画「鬼滅の刃」。ほんの数年前、連載スタートからしばらくの間は人気が低迷しており、打ち切りの噂すらあったのを思うと驚きの展開だ。年間売り上げ部数も「ONE PIECE」を抜き、少年ジャンプの稼ぎ頭となっている。作品を絶賛する有名人たちも多く、明石家さんま、キムタク、有吉弘行などが各メディアで「鬼滅の刃」ファンであることを告白している。

 もはや社会現象と化している「鬼滅の刃」だが、そんなブームの過熱をよそに、連載を続ける「週刊少年ジャンプ」では、ここ数カ月前から「連載終了」の噂が広がっていた。その根底となっているのがストーリー展開だ。

「両親や兄弟を鬼に殺された主人公・竈門炭治郎が、鬼にされてしまった妹の禰豆子を連れて、剣術を磨き、鬼を倒していくというストーリー。連載ではすでに“ラスボス”である鬼舞辻無惨との闘いも終わって、闘う相手がいなくなった平和すぎる状況。人気漫画の連載にありがちな展開として、最終回において登場人物の恋愛エピソードが描かれることを『最終回発情期(ファイナルファンタジー)』と呼ぶらしいのですが、『鬼滅』の最終話に関しても、そうしたほのぼのとした展開が予測されています」(愛読者男性)

 実際、ネットでも《本当に終わってしまうのか?》《第2章に突入して鬼舞辻無惨より強い敵キャラが出てきたりして…》《もし本当に終わったらジャンプ買わなくなるかも》などと、“カウントダウン予想”とともにファンの悲鳴があがっていた。

 当然、読者の間には「ジャンプなのに?」という疑問が湧きおこっている。「週刊少年ジャンプ」といえば、一度作品人気に火がつけば、マンネリだろうが不自然な展開だろうが、何年でも連載を引っ張り続ける“鬼の編集方針”で知られている。ところが「鬼滅の刃」は、連載開始が2016年で、連載期間はまだ約4年。しかも作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏は新人作家で、今作が初めての連載となれば、編集部の意向には逆らえないはず……という見方もできる。

 今年は劇場版の公開も控えており、従来のジャンプのスタイルからすれば連載終了など考えられないのだが……。

 この“違和感”には大手メディアも着目し、4月30日発売の「週刊文春」は「4千万部【鬼滅の刃】女性作者“まもなく連載終了”のナゼ」という見出しで、ズバリ「最終回」を予測していたという。記事を読んだエンタメ誌のライターはこう語る。

「『文春』の見出しを読めばわかるように、記事では作者が女性であることと、さらに家庭の事情があって連載終了後は東京を離れて、漫画稼業から足を洗うと書かれていました。5月11日に発売された『週刊少年ジャンプ』では、鬼を滅ぼすために結成された『鬼殺隊』の解散が宣言されました。最後のコマには《そして時は流れ——、時代は現代!! 次号最高潮》という意味深なナレーションが添えられていますが、本当に最終回ならはっきりと《次号、最終回!》とあおってもいいと思うのですが……」

 いずれにしても5月18日に発売される「週刊少年ジャンプ」は「鬼滅」ファン必読の号となりそうだ。

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