面が割れている有名人は、住む場所に細心の注意を払うもの。妻子がいれば、なおさらだ。マンション選びで優先するのは、テレビ局や新幹線の乗降駅(品川駅か東京駅)からタクシーで近距離であること。セキュリティーの充実と完備は、マストだ。
そんな条件を満たした物件に住もうとした結果なのか、有名人がご近所さんになるケースは少なくない。サンドウィッチマン・伊達みきおと千鳥・ノブはそんなご近所さん同士だ。
サンドといえば、18年に「日経エンタテインメント!」が発表した「好きな芸人」ランキングで、前人未到の14連覇中だった明石家さんまを陥落させて、堂々首位に躍り出た。同年の「タレントパワーランキング」芸人編でも1位を獲っており、こちらも2年連続で首位に輝いている。
好感度芸人の伊達は、ご近所さんに対してもイイ人のようだ。
「元アナウンサーの妻との間に、8歳の娘さんがいる伊達さん。ある日、その娘さんが、『いいメンチカツが入ったから』とノブさんが住むマンションに持っていったそうです。伊達さんにとってそれは珍しいことではなく、仕事先で買ったおみやげをノブさん宅の前に置いておいたこともあるとか。ですが、ノブの奥さんはそれを恐怖に感じたことがあったようです。玄関前に置かれた大量のまんじゅうを発見し、あわててノブさんに電話をかけて、何事か確認したとか」(スポーツ紙記者)
何も告げず、「置く」という地味なドッキリを仕掛けた伊達。まんじゅうの送り主の正体がわかるまで、ノブの妻は恐怖を覚えていたに違いない。
このマンションはさらに別の売れっ子芸人とも縁があるようだ。
「ノブさんは、いわば“単身赴任”で東京進出したおよそ3年後の15年に、妻と2人の子どもを呼んで、同居生活を再スタートさせました。このマンションに先に住んでいたのが、先輩の博多大吉さん夫婦。有名芸能人の名に恥じぬ高級マンションですが、ノブさんのほうが階も家賃も上。なんと、最上階です」(前出・スポーツ紙記者)
サンド、千鳥、華大はいずれも、現在のバラエティー番組で欠かせないお笑いスター。彼らが居を構えた地は、都内屈指のパワースポットなのかもしれない。
(北村ともこ)