嵐が「活動延長」で冠番組はどうなる?局が出した答えは「大野抜きで続行」

 東京五輪の開催が1年延期となったことで、嵐が活動休止延長をするのではないかと、その去就が注目されている。同様にテレビ局も嵐の“存続問題”に頭を悩ませているという。

 嵐は2020年末をもって活動休止を表明しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、五輪は延期。NHKの東京五輪スペシャルナビゲーターを務めている嵐は、このままの状況が続けば最後まで完遂できない状況だ。

「嵐のこれまでの活動の集大成とも言うべき5月の新国立競技場でのコンサート『アラフェス』もこのままでは開催は難しそうですし、活動休止前の最後のコンサートツアーだってやりたくてもできない状況になる。現在、活動についてはジャニーズ内でも話し合い中ともいわれていますが、どうなるかを見守っているのは冠番組を持っているテレビ局も一緒です」(制作会社幹部)

 現在、日本テレビが「嵐にしやがれ」、フジテレビが「VS嵐」という冠番組を持ち、活動休止が発表された段階からどういうフィナーレを作っていくのか検討が進められていた。

「当然、どちらの番組も2020年末を持って最終回というイメージで作り上げていていました」(前出・制作会社幹部)

 それだけに、仮に2021年以降も嵐が存続すると決めた場合に、番組だけ先に終わらせるのはおかしな話となる。

 そもそも新しい番組を立ち上げるというのはタレントのキャスティングや、スポンサーの問題など、テレビ局にとってはかなり時間のかかること。そういう状況だからこそ、嵐のメンバーは“安泰”だという。

「仮に、そのまま予定通りに嵐が活動休止となっても、大野智以外のメンバーは活動を続けるわけですから、局内ではとりあえず、メンバーのスケジュールを押さえておけ、と指示が出ている。グループが存続した場合は、番組も継続。活動休止した場合でも、個々のメンバーのスケジュールをおさえて、新しい番組をスタートさせると決めておけば、ジャニーズに対してもスポンサーに対しても、問題は少ないということなんです」(前出・制作会社幹部)

 そもそも活動休止の原因を作ったのは「自由に生活がしたい」とメンバーに打ち明けた大野。4月7日発売の「女性自身」は、5月のコンサートで演出を担当する松本潤が、そんな大野に対して「活動休止したくない」と説得中だと報じている。

 この交渉が決裂に終わっても、嵐の“元メンバー”たちは「大野抜き」でちょくちょく顔を合わせることになりそうだ。

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