「ほんこんの勢いが止まりません。テレビをつければほんこん、ほんこん。東京の人にはいまいちピンとこないかもしれませんが、関西のローカル番組に出まくっている状況です」
在阪の若手放送作家が明かすように、現在、関西では芸人・ほんこんが“論客タレント”として大活躍中だ。「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABC /日曜9時30分~) 、「あさパラ!」(読売テレビ/土曜9時25分~)、「お笑いワイドショー マルコポロリ!」(関西テレビ/日曜13時59分~)といった関西ローカルの情報バラエティーに出演。
番組で共演している全国区のタレントが、政治や経済、芸能ニュースについて差し障りのないコメントに終始するなか、ほんこんは“無双状態”に突入。テレビの不文律などお構いなしにズバズバと言いたいことを言い切っているという。
そしてついに「舌禍事件」は起きた。4月4日放送の「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」で司会の東野幸治が見守るなか、話題が“コロナショック”に及び、現在の日本経済に何が必要かを話し合う場面で、こんな過激発言を繰り出したのだ。
「税金を払ってるんやから、お金で補償せえや!知事でそれが判断できんねんやったら、知事なんか辞めてまえや!」
唐突すぎる大阪府知事への「辞任要求」に困惑したのは東野だ。「今日で、もう芸能界を引退するんですか?」と冷たい表情でフォローするのが精一杯の様子だった。
「昼夜関係なくコロナ対策に奔走する吉村洋文府知事に対して『辞めてまえや』はさすがに言いすぎですよ。実はその2日前の4月2日に東野は全国ネットの『グッとラック!』(TBS系)に出演。『正義のミカタ』ではその収録を振り返って、並みいる有名コメンテーターを前に言いたいことが言えなかったという旨の発言をしたのですが、これに噛みついたのがほんこん。『自分に誇りを持て!お前の方が、よく知ってるやろ!』と激励したのですが、このおかしなテンションから大阪府知事への“大暴言”へとつながってしまったようです」(前出・放送作家)
なぜ、ほんこんは東野に「引退」を示唆されるほどの過激キャラになってしまったのか。その怒りのワケを探ると……。
「ほんこんさんは最近、見知らぬ人から『相変わらずゲスい顔しとるの〜』『また、姉ちゃんとチョメチョメしとるんか』と心無い言葉をかけられるようになったんです。本人も最初は何のことだかさっぱりわからなかったようですが、どうやら『週刊文春』で立て続けに若い女性との不貞をスッパ抜かれた千原せいじさんと勘違いされていることに最近ようやく気づいたとか。そんなゲス不貞騒動から受けたトバッチリも、ほんこんさんの怒りを増幅させた要因ではないでしょうか」(女性誌記者)
“コロナ発言”で東野幸治をヒヤヒヤさせたほんこんだが、同情の余地はじゅうぶんにありそうだ。
(ラリー近田)