宇多田ヒカルの新曲歌詞に“乗っかる”政治家に橋下徹氏が「超最悪です」大酷評

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、5月7日放送の「旬感LIVE とれたてっ!」(関西テレビ)にリモート出演し、歌手・宇多田ヒカルの新曲の歌詞に“便乗”した政治家について批判する場面があった。

 番組では、2日にリリースされた宇多田の新曲「Mine or Yours」の歌詞が反響を呼んでいることが話題に。その中の一節「令和何年になったら この国で夫婦別姓OKされるんだろう」という内容が注目を集めている。

 これに対し、立憲民主党の辻元清美議員は「宇多田ヒカルさん、やるなぁ~」、社民党の福島瑞穂党首も「宇多田ヒカルさんの新曲に選択的夫婦別姓が登場。嬉しい! 本当にいつまで待てばいいの! 今国会で実現しよう!」と、それぞれXに投稿していたことが紹介された。

 スタジオ出演していたお笑いタレントの東野幸治は、この話題について次のようにコメント。

「個人的には、政治的メッセージだろうが恋愛の歌でも、僕は何でもいいと思うし、“宇多田さんはこういう考えなんだな”っていう程度で受け止めています。人それぞれいろんな考えを持っていていいと思いますが、あまり“乗っかる”と揉めたりもするので、ほどほどがいいのかなと感じます」

 一方、橋下氏は次のように宇多田を称賛した。

「宇多田さんのような著名人が政治的なメッセージを発信するのは、僕は大賛成です。賛否をみんなに考えさせる力がとても強いので、タレントの皆さんにはどんどんそうしたメッセージを発してもらいたいと思っています」

 その上で、福島氏と辻元氏の投稿については厳しく批判。

「福島さんと辻元さん、最悪だと思いますね。著名人の発信を利用して、“宇多田さんが言ってるんだから、みんな賛成するでしょう”というような印象を与えるのは、最悪です。政治家は、自分の言葉で賛成の理由を丁寧に説明すべきです。それを怠るのは、政治家としての職務放棄に等しいと考えています」

 これに対し、MCの青木源太は「もちろん辻元さんや福島さんも、ご自身の考えに基づいて選択的夫婦別姓を推進する発信をされているのでは」とフォロー。東野も「“最悪”ってほどでもないでしょ」とツッコミを入れたが、橋下氏は「超最悪です」と即答し、東野は苦笑いを浮かべた。

 なお、選択的夫婦別姓については、今国会での法案成立が不透明との報道も出ており、今後の動向が注目される。

(鈴木十朗)

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