「私、米倉涼子は1992年より、27年間お世話になりましたオスカープロモーションとの 所属契約を、2020年3月31日をもって終了することをご報告いたします」
オスカープロモーションの公式サイトにおいて、米倉涼子の退社が報告されたのは3月24日のことだった。「なお、新しい活動については、近日中にご報告をさせていただきます」と、自身のメッセージを締めくくったが、ファンにとって気がかりなのは、人気ドラマシリーズ「ドクターX」(テレビ朝日系)の今後の展開だろう。
テレビ朝日関係者が明かす。
「2019年に放送された第6シーズンは平均で18%超え。最終回も19・3%と“大台”には届かなかったものの安定した人気を誇っていました。ただ、外から見れば『ドル箱』でも、その内情は火の車。豪華キャストのギャラにくわえて、宣伝プロモーションにも莫大な予算をかけているので、番組単体での利益はそれほど出ていない。テレビ朝日の『看板ドラマ』としてイメージアップに大きく貢献しているのは事実ですけどね」
「ドクターX」で“視聴率女王”の称号を得た米倉のギャラは1話あたり400万円とも500万円とも言われるが……。
「ドラマの隠れた功労者と言われるのが、米倉を二人三脚で支え続けてきた古賀誠一社長。もともと、米倉主演で医療ドラマを作るアイデアを持ち込んだのは古賀社長で、現在も『企画協力』にクレジットされ、1話あたり500万円のギャラが発生していると言われています。ただの名誉職ではありません。2019年の第6シーズンでも、キャストの顔合わせに立ち会って挨拶をしていましたし、撮影現場の名物と言われた米倉の豪華な差し入れも、請求書の宛名は古賀社長になっていました。昨年、米倉の差し入れが地味になったことと、今回の退社劇は無関係ではないかもしれませんね」(前出・テレビ朝日関係者)
「ドクターX」シリーズがこのまま自然消滅となれば、10話で5000万円の「企画協力費」が水の泡に!? 古巣のために……否、ファンのためにも第7シーズンを見せてほしい。