3月18日発売の「週刊文春」が、14日に最終回を迎えた天海祐希主演のドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(日本テレビ系)の舞台裏を報じた。同ドラマの撮影現場は、感染拡大する新型コロナウイルスの影響で厳戒態勢だったという。
「記事によると、『トップナイフ』の現場はマスクが必須だったそう。世間ではマスク不足が叫ばれていますが、出演者らは病院のセットに備え付けてある消毒液やマスクを流用することで、物資不足を回避したのだとか。また、主演の天海も『深刻にならず、明るく行きましょう』と周囲を励ましていたそうです」(テレビ誌記者)
そんな「トップナイフ」は、人気女優の天海と、「コード・ブルー」(フジテレビ系)などを手がけた脚本家・林宏司氏のタッグということで、放送前はネットで大きな注目を集めた。しかし放送が始まってからは、そこまで話題にならなかったという。
「『トップナイフ』は全話の平均視聴率が11.3%と、まずまずの数字を記録しました。しかし、一部報道によると、この作品は米倉涼子の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)に匹敵するようなヒットドラマを目指して制作されたそう。となると、この結果に日テレは満足していないでしょう。また、同ドラマの脚本家・林氏といえば、放送前にNHK朝ドラ『エール』のスタッフと揉め、降板してこちらに移ったという報道もありました。もし『トップナイフ』が大ヒットしていたら、脚本家を逃したことへの批判もあったでしょうから、今頃NHKは安堵しているかもしれません」(前出・テレビ氏記者)
とはいえ、昨今のドラマ視聴率の状況から見れば、2ケタは十分な結果である。もし続編があれば、次こそ「ドクターX」 超えを期待したいものだ。