お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が2月28日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演し、番組レギュラー陣へYouTubeチャンネルの開設を推奨している。
“カジサック“の名義でYouTubeチャンネルの登録者が175万人に達しているトップユーチューバーでもある梶原は、ダウンタウンの松本人志がYouTubeへ参戦した場合の戦略として「一人ごっつ&筋トレ動画」を挙げ、「いちファンとして松本さんの“一人ごっつ“は伝説だと思ってるんですよ」とかつてのフジテレビ系深夜番組を引き合いに出すと、YouTubeのライブ配信機能を駆使して視聴者から直接大喜利のお題を頂戴することも可能だと力説。
「松本さんが(視聴者から)お題を貰って、そこで大喜利をするだったりとかをやったら、もう敵なしですよ」とテレビではなし得ない斬新な大喜利の形を提案し、松本も演者と視聴者の間に相互関係が生まれる点に納得していた。
また、筋トレ動画についても、松本が自ら「筋トレやります!」と宣言して撮影するのではなく、松本が普段と変わらない様子で筋トレに臨む姿を、第三者が“覗き見撮影“する形式にすることで人気を博すだろうとプレゼン。他にも企画のアイディアは「無限にあります!」とし、“ユーチューバー松本人志“のプロデュースに前のめりになっている。
「YouTubeに流れている視聴者の多くは、地上波テレビ放送の過剰な演出やヤラセに敏感ですから、大喜利のお題を視聴者から募って、それに応じるという提案はYouTubeならではのファンとの近い距離感を実現することができます。また、筋トレ動画についても敢えて松本の私生活を切り取ったような演出にするのは、現在YouTubeでブームとなっている“生活ルーティン“動画の形式に沿ったもので、モデルのローラやお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹もこのルーティン動画でバズらせていますからね」(テレビ誌ライター)
ユーチューバーとして日々奮闘し、こうした的確な戦略案を次々に挙げていった梶原の発想力には「何に驚いたって、カジサックの企画が今のYouTubeのトレンドを押さえている所」「松本さんならこのコンテンツが良いのでは、と発想できる素養がすごい」と絶賛のコメントが寄せられており、やはりYouTubeでの活動に本腰を入れてきたことで、その感覚も研ぎ澄まされてきたのかもしれない。今後は著名タレントとYouTubeを繋ぐ“裏の仕掛け人“のような存在となりうるかも?
(木村慎吾)