「ディズニー」臨時休園に「感謝」と「喝采」の声が相次ぐナルホドな“理由”

 東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが、2月29日から3月15日にかけて、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを臨時で休園することを発表し、感謝の声が寄せられている。

 同社公式サイトには「東京ディズニーランド/東京ディズニーシー 臨時休園のお知らせ」と題した更新がエントリーされ、新型コロナウイルス感染症対策本部からの大規模イベント自粛要請の発表により、「2020年2月29日(土)から3月15日(日)の間、臨時休園することを決定しました」との報告文が掲載された。

 また、現時点では3月16日からの営業再開を予定しているものの、「関係行政機関等と密に連絡をとり、あらためてお知らせする予定です」とも綴り、すでに購入した休園期間中のチケットについても案内のリンクを添付。ランドとシーを合わせた1日あたりの平均売上がおよそ12億円と算定される“超人気リゾート”ではあるが、感染拡大を防ぐために政府の方針に従う格好となっている。

「全国の小中高校に臨時の休校措置が取られており、このまま営業していては学生の来場者が増えてしまう可能性すらも指摘されていましたから、この時期の休園は感染拡大を防ぐための大きなアシストとなるはず。さらにオリエンタルランドはすでに4月以降のチケット価格値上げを発表しており、3月中の駆け込み来場も予想されていた中での休園となったことから、ネットでは『急遽休みになった子供や保護者が値上げ前にここぞと遊びに行って感染しまくり、ってのが目に見えてたので休園にしてくれてよかった』『これは朗報です。やっと決断して頂きましたね! 良い決断だと思います』と支持する声が多数。また、『親の説得も聞き入れてもらえず、高校の娘が春休みに遊びに行くのを楽しみにしていました。休園を決めていただきありがとうございます』と子供の健康を心配する親から感謝の声も届いています」(テレビ誌ライター)

 およそ9万近くの人々が毎日訪れる“密集地”の東京ディズニーリゾートだけに、今回の休園発表は政府にとっても国民にとっても英断だったと讃えられているようだ。

(木村慎吾)

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