大泉洋が本気で悩む!?イジられ過ぎるバラエティ番組の「番宣」価値

 俳優の大泉洋が2月15日に都内で行われた映画「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」の公開記念舞台あいさつに登場。映画の宣伝のためにバラエティ番組に出演することへの悩みを語っている。

 同作で共演する小池栄子が、大泉とともに某バラエティ番組に番宣で出演するも、友人から「印象に残らなかった」と言われてしまったというエピソードを披露したうえで、「(番宣のつもりがむしろ)マイナスになったのではないか」と心配そうに話すと、大泉もそれに同調。

 大泉も番宣については前々から思うことがあったようで「出すぎるから、みんなお腹いっぱいになっちゃう。毎日毎日、大泉洋を見ているうちに『劇場行かなくていいかなあ』となるんです。そういうことになりかねないと言っているんですけど、『出てください』と言われるんです」と打ち明けたうえで、番宣を義務付けられている立場であることを説明した。

 さらに、「面白いが一番強い我々だから、バラエティ番組も全力なんです。そうすると余計にお腹いっぱいなんです。番宣というのは難しいです。視聴者の皆さんにはそう思っていただきたい。我々も苦渋の選択で出てる」と続けている。

「ダウンタウンの松本人志も16日放送のバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、日韓映画界の違いについて討論する中で『プロモーションやりすぎたなって、最近の日本映画は』と指摘。大泉らのように番宣出演する側もそうでしょうが、番組MC側も同様に日本特有の番宣文化に違和感を感じる人も多いはずです」(エンタメ誌ライター)

 2番組続けて同じゲストが出演するようなケースもザラであることから、大泉の発言については世間の人々からも一定の理解が得られているようだ。ただ、一部の人々からは「特に大泉の場合は毎回イジられて大変そう」「一定の期間で集中的にイジられたら、なおさら嫌になりそう」など、大泉がバラエティ番組の出演自体をそこまで快く思っていないのでは? といった声も上がっている。

「実際、同映画の番宣で出演した16日放送のバラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)では、大御所タレントが相手であろうと物怖じせず、タメ口で話すことが話題の人気Youtuberのフワちゃんからは『大泉さんはね、ムロツヨシの類似タレント』と言われ、爆笑していた大泉。確かに立ち位置的には似ていますが、大泉を後輩であるムロに例えるのはさすがに失礼。その後もフワちゃんは自撮り棒を使ってスマホで大泉との記念撮影をしていましたが、その時の大泉の表情は呆れていたようにも見えました。この時のように、彼の場合は芸人のように絡まれてしまうケースも多いため、他の俳優の番宣よりもエネルギーの消耗は大きいのでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)

 散々イジられた揚げ句、番宣もあまり効果的ではないとなれば、大泉が不満に思ってしまうのも無理はないだろう。

(田中康)

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