なにかと増え続ける、日付をもじった「〇〇の日」。11月22日の「いい夫婦の日」では壇蜜やオードリーの若林正恭、メイプル超合金の安藤なつなど芸能人の結婚が相次ぎ、すっかり世間に浸透した形だ。
そのなかで2月6日の「風呂の日」がちょっとした騒ぎになっているという。これは日本の風呂文化を世界無形文化遺産に登録することを目指して制定されたものだが、ツイッターを中心にネット上ではちょっと違った方向に発展しているというのである。
「ハッシュタグ『#風呂の日』で検索すると無数のイラストがヒット。そのほとんどは女性キャラが風呂に入っているシーンです。なかにはバストトップまでしっかり描き込まれているものもあり、艶っぽさを狙ったイラストがほとんど。風呂文化のアピールという当初の目的はどこへやらという感じで、面食らう人も少なくないようです」(ネット系ライター)
なかには風呂画像を披露するグラドルもいるものの、人物の場合は過激な描写が難しいことから艶っぽさでは温泉紹介番組と同程度に過ぎず、ほのぼのさすら感じさせる。それに対してイラストのほうは直接的な艶描写も少なくなく、人前で見るのは明らかにはばかられるレベルだ。そんな女性キャラの風呂シーンが子育て世代を困惑させているというのだが…。
「風呂の日にあやかって、リラックマやダイキンのぴちょんくんといったほのぼのキャラもお風呂イラストを投稿。リラックマ公式のツイートは1万件以上のいいねを集め、3000回ほどもリツイートされています。そのイラストに喜んだ子供たちが《もっと見たい!》と思って『#風呂の日』をクリックすると、艶っぽい女性キャラのバストやヒップが目に飛び込んでくるという事態が発生し、各家庭を困らせています。これと同じ事象は4月26日の『よい風呂の日』や11月26日の『いい風呂の日』でも発生しており、困った意味での風物詩と化していますね」(前出・ネット系ライター)
子供への影響を考慮したのか、数年前までは人気キャラの風呂イラストを投稿していたサンリオも、いまではツイートを行わなくなったという。やはりツイッターはあまりお子様向けではないのかもしれない。
(北野大知)