ここ2年ほどで一気にブレイクを果たし、昨年は239本もの番組に出演したタレントの朝日奈央。1月21日放送の「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系)では朝日がブレイクした当時の様子について触れ、劇団ひとりが恩人だと紹介していた。だがそのきっかけが、実は相当にとんでもない代物だったというのだ。
番組では朝日がティーン誌の人気モデルを経て「アイドリング!!!」のメンバーとして活躍するも、レッスン漬けでいつもお金がなく、ロケ弁当などを持ち帰っていたというボンビーエピソードを紹介。しかし15年にアイドリング!!!が解散するとロケ弁のみならず、仕事自体もほとんどなくなったという過去を紹介していた。
そんな時期にバラエティ番組の「ゴッドタン」(テレビ東京系)にて劇団ひとりと運命の出会いを果たし、「芝居とかできる?君の良いところを全面的に出したほうがいいと思うよ」といったアドバイスをもらったと告白。「あの方に会ったおかげで今の私がいると思う」とひとりに感謝していたのである。
「アイドル卒業後の朝日が『ゴッドタン』にてNGなしの姿勢を見せ、その後の活躍に繋がっていったのは有名な話。今回の『ボンビーガール』でも目と鼻に十円玉をハメ込む特技を披露していました。ただ朝日が初出演した『ゴッドタン』にて披露した芸が、ゴールデンタイムにはとても放送できないような内容だったことは、意外に知られていないようです」(芸能ライター)
その初出演は17年4月30日に放送された「松丸代打オーディション」の回。産休に入る松丸友紀アナの代役として「ゴッドタン」のアシスタントになるタレントを抜てきするという企画だった。同オーディションには朝日のほか、ピン芸人の紺野ぶるまも参戦。ここで朝日は紺野を相手に堂々とシモネタで渡り合ったというのだ。
「女子アナを相手に悪口を言うというお題では、紺野が『女子アナとかけて男性のシンボルと解く、噛むと怒られるでしょう』という得意の謎かけを披露。すると朝日も負けじとで『しっかり立ってないとダメでしょう』と言い放ち、元アイドルの殻を打ち破ったのです。続けて読者モデルがお題になると、紺野はまたもや男性のシンボルと解き、『いつまでたっても一皮剥けないでしょう』という上級ネタを披露。これに対して朝日は『被っちゃいけないでしょう、人と。他の人と被っちゃ』という、これまで見事なドシモネタで返してみせたのです」
朝日といえば女子からも支持される美形ルックスの持ち主ながら、性的な印象を感じさせないところが持ち味。だが仕事に窮していた17年当時には、まさかのシモネタに頼るほどの必死さを見せていた。その姿勢が劇団ひとりの心を打っていたことは間違いなさそうだ。
(北野大知)