「日本代表の香川真司」を求める声が急浮上している。
現地時間3月10日、トルコのベシクタシュは国内リーグ第25節でホームにコンヤスポルを迎え撃ち、3-2で辛勝。ロスタイムギリギリに決勝弾を挙げ、救世主となったのは他でもなく“元日本代表MF”の香川真司だった。
この日はベンチスタートとなり、74分からの投入となった香川だが、2-2で迎えた後半ロスタイムに味方が奪ったボールを受け、左サイドからのドリブルで敵陣へ侵入すると、そのまま思い切り良く左足を一振り。スピードに乗った強烈なシュートはGKの左脇をすり抜け、ネットへと突き刺さった。香川による劇的な決勝弾にはトルコメディアからも絶賛が寄せられ、フットボール専門メディア『Gazetefutbol』は「日本のスーパーヒーローが残り2秒でドラマチックな勝利を演出し、チャンピオンズリーグ出場に向けた貴重な勝ち点3をもたらした」と賞賛している。
「また、今月14日には森保一監督率いる日本代表のメンバーが発表されることを受け、香川は『(メンバーは)監督が決めることですけど、僕はしっかりと呼ばれた時の準備はもう出来てます』と力強いコメントを残しました。これにはネットからも『今のアタッカー陣と香川の融合は楽しみ!』『代表にはまだまだ“香川”という選択肢は必要だし、当の香川がそういう気持ちでいてくれるのは嬉しい』『今の日本代表には香川の力が必要』との期待の声が集まっています。やはりサッカーファンはまだ香川が日本代表という場で活躍する姿を求めているのでしょう」(スポーツライター)
ベシクタシュ加入後5試合で3ゴール1アシストという鮮烈なロケットスタートを切った香川。ひとまずドルトムントにおけるベンチ生活からの脱出は正解だったと言えるだろう。
(木村慎吾)