定食チェーンの「やよい軒」が、追加料金を支払えば〈すべての定食でみそ汁をアルコールに変更できる〉サービスを実施していることがツイッター上で拡散し、これがネット上で《天才の発想!》《やよい軒通うわ》など大反響を呼んでいる。
「運営元のプレナスによれば、このサービスは今年8月から4店舗で実験的におこなったものだそうで、追加料金160円でレモンサワー(中)もしくはハイボール(中)に、190円で生ビール(小)に、290円で生ビール(中)に定食のみそ汁から変更することができるようになっています」(フードライター)
なお、このサービスを導入以降、アルコールの注文の2割がみそ汁からの変更だったそうで、思わぬ反響に12月からは20店舗に実施店舗を拡げ、今後はさらに拡大していくことを検討しているという。
やよい軒は、今年4月中旬から一部店舗で実験的に定食のご飯のおかわりを有料化したが、批判が集中したことで即座に中止。しかし、その影響もあってか今年5月以降の既存店の売上が前年比でマイナスを記録し続けている。
「その巻き返し策として、今やよい軒が打ち出しているのが“ちょい呑み”で、その一環としてみそ汁をアルコールに変更できるサービスも実施しているんです。みそ汁を追加料金で豚汁に変更できるサービスはありますが、アルコールを“汁物”と捉えてみそ汁から変更できるようにするとは、面白い発想。ネット上のリアクションも非常に良いので、人気に火がつく可能性も十分にあるのではないでしょうか」(同)
挽回の柱となるか。
(小林洋三)