迷惑を被っているのはアパートの住人だけではなかった。3月7日発売の「週刊新潮」が、女優の広瀬すずと賃貸アパート大手のレオパレス21の間で、CMの違約金を巡るバトルが展開されていることを報じている。
記事によると、広瀬がレオパレスのCMに初出演したのは2015年10月。先輩に胸をときめかす広瀬の可愛らしさが話題となった。ところが、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(テレビ東京系)が17年2月、18年5月、今年2月と、これまで3度に渡り、レオパレスの施工不良問題を追及する事態に……。
昨年6月、不安を覚えた広瀬の事務所はレオパレスに連絡したが、“大きな問題にはならない”との回答。ところが同月、レオパレスはCMを自粛。その後、今年2月に「ガイアの夜明け」でレオパレス問題の第3弾が放送されると、広瀬のイメージ低下を危惧した事務所は、CM契約の中止をレオパレスに申し出たという。
「契約には、どちらかが不祥事を起こし、社会的信頼を失墜させた場合の契約破棄条項があったそうです。事実、ネット上では広瀬に『責任とって、脱げよ!』というえげつない書き込みもありました。しかし、レオパレス側はまだ契約期間中だと主張し、広瀬側に違約金を請求するという強硬な態度に出たとのこと」(芸能記者)
だが、国土交通省に施工不良を指摘されるやいなや、レオパレスの社長は即日、謝罪会見。広瀬側はこの対応に激怒し、逆に謝罪と違約金を求めることにしたというのだ。
「レオパレスとの契約はCMやウェブムービーなど3000万円以上で、広瀬側は同程度の違約金を求めると同誌は報じています。2月上旬、両者は話し合ったといいますが、双方ともコメントを自粛し、結果はまだ明らかになっていません」(前出・芸能記者)
3月6日、広瀬がヒロインを務める連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)の完成試写会が、東京・NHK放送センターで行われた。出席した広瀬は、第1週放送分を自宅で見たとき、感情移入をして泣いたというが、レオパレス問題ではもっと泣きたいに違いない。
(石田英明)