パチンコホールでは、店員にその旨を伝えることで30~40分程度の食事休憩を取ることができる。しかし、繁華街など街中にある店なら周辺に飲食店も多いが、郊外型のホールでは必ずしも店があるとは限らない。そのため、遊戯客向けに飲食店がホール内、または敷地内に併設されているところも多い。
こうした「パチンコ飯」の飲食店のほとんどは、ラーメンやそば、うどんの麺類のほか、カレーライスや丼モノ、定食などの幅広いメニューを提供する食堂スタイル。ボリュームもあって味のクオリティも高く、注文してから料理が出てくるまでの時間も早い。実際、純粋に食事のために訪れる人も多いようだ。
しかも、なかにはパチンコ飯に特化した飲食チェーンもあるほど。例えば、「ごはんどき」というチェーンは全国250店舗以上を展開している。
ちなみに運営会社はマルハンダイニング。社名を聞いてピンと来た人もいるかもしれないが、パチンコホール最大手のマルハンのグループ企業で同社が運営するホールに入っている。
「パチンコホール併設店という立地上、男性客が多いのでがっつり食べたい人にはオススメ。そうしたお客向けにご飯が特盛になっている『男盛豚バラ生姜焼き定食』(税込1200円)、総重量900グラム超えのカツカレー『男盛カレー』(1200円)なんてメニューもあります」(飲食業界誌記者)
また、一部ホールには「てんがららーめん」や「唐揚げどき」など別ブランドの店舗も出店。ごはんどきも含め、デリバリーに対応したところもあるという。
「期間限定や地域限定メニューもあり、セットメニューも豊富。パチンコホール併設の飲食店というイメージをいい意味で裏切ってくれます」(同)
パチンコを打たない人も食べに行く価値はありそうだ。