とんかつ専門店の「かつや」は2月21日より、春を迎える前の冬に恋しくなるコクと甘みを味わえる「黒味噌チキンカツ丼」(649円)を期間限定で販売している。20万食限定とのことなので、さっそく食べてみた。
チキンカツは黒味噌ダレで煮込まれているため、思っていたよりも黒々しい色合いをしている。まずはひと口大にカットされたチキンカツをそのままいただいてみると、黒味噌のコク深く甘みのつよい味わいが口に広がる。カツはしっかりと肉厚で、表面の衣はザクザクとクリスピーだが、煮込まれている底面はしっとりしていて食感の違いも良い。
次に一瞬だけ火を通しただけで中はほぼ生状態の玉子をチキンカツに絡めてみる。黒味噌ダレは深いコクの中にほのかな苦味もあるのだが、その角を完全に取って非常にまろやかにしてくれ、黒味噌TKGといった具合でご飯をかき込みたくなる。チキンカツとの相性も素晴らしく、親子丼以上に鶏肉と玉子が互いの良さを引き出し合っているのではないか。
ご飯にもたっぷりと黒味噌ダレがかけられているので最後まで美味しく、たっぷり入ったチキンカツのボリューム感にも大満足で完食。物価高が続く今、毎回もらえる100円割引券を使えば549円。驚異的なコストパフォーマンスと言わざるを得ないだろう。
なお、黒味噌はコクと甘みが強いので、キレのある辛みの和辛子を付けて食べるのがおすすめ。気になる方はぜひお早めに。