「全力飯。」を掲げる「かつや」が、本気で“全力”を出してきた。
3月28日から発売されたのは、「ホルモン焼きうどんとチキンカツの合い盛り丼」だ。牛のしまちょうと甘めの特製味噌ダレで仕上げた焼きうどんをチキンカツと一緒に盛り付けた丼と、ご飯を別にした定食の2種類が提供されている。
価格は合盛り丼が790円（税抜）、合盛り定食が890円（同）で、どちらもしっかりと1000円以内に収めてきたのは嬉しい限り。炭水化物プラス炭水化物の“2階建て”で、大食い勢も納得のボリュームだ。
かつやはこれまでにも、カツ丼、牛丼、チキン南蛮を合体させた超ヘビー級の「トリプルカツ丼」や、牛焼き肉とロースカツを一度に味わえる「牛焼き肉とロースカツの合盛り丼」などを発売し大人気に。今ではネット上で「満腹になりたいならかつや」という声が上がるほど、ボリュームのある商品を続々と繰り出している。
フードライターが語る。
「コメ価格の高止まりが続くなか、どこのチェーン店も頭を悩ませていますが、安価なうどんに目をつけたのは良いアイデア。B級グルメ感も満載で、好きな人にはたまらないメニューになるでしょう。ご飯の上にうどんが乗っていることに食べづらさや抵抗を感じる人は、ご飯が別盛りになった定食を頼んだほうがいいかも。から揚げなどをトッピングすれば、いくつもの料理を同時に楽しむ感覚が味わえるでしょうね」
かつやの新メニューは、既存の材料を組み合わせて変化を付けている商品が多く、一見、目新しさは感じないものの、コスパを考えるとなかなかよくできているといえる。安定の味をお腹いっぱい食べたいなら、選択肢の上位にくることは間違いない。
（ケン高田）
