5月25日に「鬼越トマホーク」のYouTubeに出演したレイザーラモンHGが、自分と相方のRGがテレビに出る前に、それぞれ「生活協同組合」と「トヨタ自動車」に内定が出ていたことを明かして話題になっている。
ネット上には、《芸人にならなくてもある意味勝ち組人生だった》というコメントもあがったが、実際、彼らのように芸能界を目指さなくてもそれなりの収入や安定した暮らしができたのでは、と推測される有名人は少なくない。
例えば、俳優の佐藤二朗はわずか1日で退職したものの、入社した会社はリクルートだった。竹内力は三和銀行(現・三菱UFJ銀行)、「パンサー」の尾形貴弘と「中川家」礼二は事務機器大手のリコーで、佐々木蔵之介と「ますだおかだ」の増田英彦は、業界4位の総合広告代理店・大広である。また、山村紅葉は国税庁の元職員だ。
さらに、藤井フミヤは国鉄(現・JR九州)に勤めていた時期があり、「おぎやはぎ」の小木博明は、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの幹部候補生だったという。
そして、お笑いユニット「超新塾」のアイクぬわらは時価総額で世界2位の外資系証券会社ゴールドマン・サックス、女性ピン芸人の石井てる美は「入社が難しい有名企業ランキング」1位に輝いたこともあるマッキンゼー・アンド・カンパニーの元社員だ。
「多くの芸能人を取材しましたが、芸能界でも活躍ができる人の共通点は『優秀』だということ。高学歴だからというわけではなく、頭の回転が速く、コミュニケーション能力に長けている人が多いですね」(ビジネス誌編集者)
一般社会での「勝ち組過去」を持つ有名人たち。「優秀」な彼らは、今後もますます活躍するに違いない。