「ランクル250」の購入条件が辛すぎる「売り手上位」販売方法に不満爆発!

 トヨタの新型ランドクルーザー250が4月18日発売された。メーカー希望小売価格はディーゼルエンジン車が520万円(GX)、630万円(VX)、735万円(ZX)の3グレード、ガソリンエンジン車は545万円(VX)。8000台限定の特別仕様車ファーストエディションはさらに高額だが、全国のディーラーには注文が殺到している。

 ところがその販売方法を巡っては、購入希望者の間で不満が爆発しているという。一体なぜなのか。

 実はトヨタは、ランクルなどの人気車の相次ぐ高額転売に頭を悩ませており、ディーラーにも転売対策を取るよう指示しているようだ。そのため客は転売しないことを約束する「誓約書」を提出するのがマスト。さらには「2年以上のローン購入」を求められたり、サブスクカーリース(KINTO)を勧められたりする。ローンだと所有権がディーラーにあるため売却するにも名義変更が必要になるからだ。

 自動車ライターが語る。

「最近は新車の発売を知ってディーラーに駆けつけても、すでに売り切れていたり、予約でいっぱいというケースが非常に多い。抽選販売するディーラーもありますが割り当て台数が少なく、しかも下取り車あり、メンテナンスパック必須などの条件を出されることがしばしば。購入履歴を聞かれたり、飛び込み客は不利になることも多く、客から不満の声が相次いでいます」

 下取り車は買取専門店で売却した方が高い値がつくし、また現金一括で購入したい客にとっては、わざわざ金利が発生するローンを組むこと自体、無駄でしかない。

 いくらお金があっても購入できないトヨタ車。お客の方が言うことを聞いて「大人しく待つ」という状況はいつまで続くのだろうか…。

(ケン高田)

※写真はイメージ

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