歌手の松田聖子が中央大学法学部通信教育課程を卒業したことが先ごろ報じられた。聖子は数年前から音楽活動の合間を縫って勉学との両立に励んでいたという。卒業に寄せて「大学で学んだことを糧にして、これからも仕事に励んでまいります」とコメントしていた。
中央大の法学部といえば同大の看板学部として有名で、これまで法曹界などに数多くの人材を輩出している。今回の報道に対しSNS上では「聖子ちゃん、凄っ」、「素晴らしいね」「すごすぎる。通信は卒業するの難しいだろ」など賞賛の声が集まっていたが、近年、芸能人のリカレント教育(社会人になってからの学び直し)への挑戦が増えている。
「先日、相川七瀬が国学院大学を卒業。卒業式では卒業生総代のうちの1人に選出され、成績優秀者として表彰されました。小倉優子はテレビ番組の企画で大学受験に挑戦し、昨年から白百合女子大に通学。東貴博は21年に社会特別入試で駒沢大に入学して3年で中退しましたが、その理由は3年間で単位を全部取ってしまったからといいます」(芸能ライター)
他にもスザンヌは日本経済大学福岡キャンパスに通学中、つるの剛士は22年3月に短大を卒業し、23年4月に東京未来大学の3年に編入、恵俊彰は23年3月、早大大学院スポーツ科学研究科を卒業など、数多くの例がある。
「その背景には、今回の松田さんもそうだったようですが、もともと大学進学志望だったものの芸能活動でそれが果たせず、年齢を重ねてから改めて挑戦したというケース。またタレントが情報・報道番組でコメンテーターを務めることが増えているので、その際、得意分野を持っていたほうが説得力を増すという考えもあるでしょう。さすがに松田さんが情報番組で法律に詳しいタレントとしてコメントする姿は想像しづらいですが、以前、40歳で法政大学大学院に進学した菊池桃子が参院選出馬をうわさされたように、聖子もひょっとしたら将来、そんな話が飛び出すかもしれませんよ」(前出・芸能ライター)
実現すれば相当な票を集めそうだ。
(鈴木十朗)