フリーキャスターの辛坊治郎氏(67)が12月3日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)に出演。自動車保険金の不正請求問題が発覚した中古車販売大手「ビッグモーター」を擁護するような発言を連発し、視聴者をザワつかせた。
ビッグモーターといえば、先月30日には金融庁より保険代理店登録を取り消す処分が出されるなど、未だ騒動の波紋が広がり続けている。この日の放送では「ビッグモーターは再建できるのか?」というテーマのもと、出演者陣が徹底討論を行った。
辛坊氏はビッグモーターについて「ビッグモーターは成長過程で大阪の有名なハナテン中古車センターを吸収して大きくなっていって。で、ハナテン時代を含めて、俺、ビッグモーターに車4台売った経験があるんだよ」と、ヘビーユーザーであることを告白。利用を続けてきた理由については「いろんなところで相見積もり取ると、ビッグモーターが圧倒的に高くてサービスが良かったの」と満足げに語った。
騒動について辛坊氏は「こんだけ大騒ぎした結果、何が起きたかなんだけど、ビッグモーターがダメになって…それじゃ中古車が安くなって、保険が安くなるんだったらいいけど、逆じゃねぇか?今起きていることは。結局、急成長したところがやっかみで潰されちゃったんじゃないのっていう感じが…」と見解を語ると、作家で政治評論家の竹田恒泰氏から「それ違いますよ!保険金詐欺でガッポガッポ儲かってるから、良い条件で…」とツッコミが飛んだ。
しかしこれにも辛坊氏は「結構俺、コツコツ車を当てるのよ。で、ディーラーに修理持ってくと、50万とか、100万とか言われるやつが、こういうとこ持っていくと、運が良ければ10分の1くらい。だからね、保険代理店がここ使ってたのは、多分ディーラー修理をさせられるよりも安かったからじゃないの?」と、自身の経験を元に猛反論。これに出演者達から「安くできた原資は詐欺をしてるからでしょ?」とさらに反論を食らうも、「一生懸命頑張ったからでしょ」とはねのけ、さらに「そもそもね、俺ワイドショー見てて腹立ったのがさ、除草剤撒いて店の前キレイにしたら、偉いじゃないか!褒めてやれよ!」とまで主張した。
辛坊氏のビッグモーター擁護連発に視聴者らは《除草剤まで擁護するとは、公共の電波でなんてことを》《犯罪擁護発言しまくってるけど大丈夫か》《炎上狙いなのかもしれないが、さすがに犯罪を容認する発言には引くわ》などとドン引きのコメントがネット上に相次いだ。辛坊氏の持論が無理筋なのは視聴者の目にも明らかだが、ビッグモーターのサービスはそれほどにまで良かったのだろうか…。
(浜野ふみ)