【業界ウラ話】テレ朝「泥酔騒ぎ」でわかった女子アナたちの「過酷事情」

 深夜の路上で、若い男女が人目を憚らず、泥酔しながら抱き合い、尻キックして戯れる。テレビ朝日の「グッド!モーニング」でニュースリポートを担当する佐々木一真アナ(25)と、「みんなのエンタメ検定」などのコーナーを担当する森千晴(24)の泥酔動画をNEWSポストセブンが報じた。

「動画が撮影されたのは、今年1月。最初、周囲はこの2人が交際していたのかと思いましたが、実際はガチの泥酔戯れ。学生のノリでやってしまったんだろう、ぐらいに思っていたんですが‥‥」(テレ朝関係者)

 10月27日早朝に報じられると、その日から2人の姿は同番組から消え、テレビ朝日と森の所属事務所は、それぞれ“不適切な行為”“あるまじき行為”とした上で、当面の間、番組の出演を見合わせると発表した。

 SNS上では「飲んで盛り上がっているだけだし、まだ若いし別にいいじゃないか」と擁護する声も見られたが、「情報番組の性質上、看過できないし、身内に甘いと批判されるのを回避するため」(テレ朝関係者)、出演見合わせとなったという。

 朝番組といえば、出演中の人気アナウンサーが体調を崩し休養するという状況が続いている。フジテレビでは、一時、3人続けて女性アナウンサーが「体調不良」でレギュラー番組を欠席する事態となった。

「日本テレビの水卜麻美アナやTBSの江藤愛アナなどは、明らかに出演過多と言える仕事量です。それでなくても局アナは酷使されている感が否めない」

 そう話すのは、テレビ局スタッフだ。

 フジの藤本万梨乃アナ(28)は、2週続けて「Mr.サンデー」(日曜午後10時)の進行をこなし、そのまま体調不良で欠席が続く井上清華アナの代役で、「めざましテレビ」(午前5時25分)のMCまで務め、連続して生放送に対応するという激務。

「アナウンサーは華やかに見えますが、現実は心身ともに負担の多い仕事。過労で病気になるアナがほとんどです」と明かすのは、テレビ局の産業医を務めていた医師だ。

「会社員でもある局アナは、仕事に対して『ノー』と言いにくい。フリーアナも『ノー』と言ったら、次があるかどうかわからないので、無理しても受けてしまう。ただ、冒頭のようなスキャンダルが出た場合、フリーの立場は弱いですからね。それ以外でも女子アナの場合は、知名度、ギャラ、恋愛の格差など、仕事以外でのストレスも多く抱えています」

 物理的な働き方改革も大事だが、ストレス発散ぐらい「大目に見てあげて」、と擁護したくもなる。

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