来年春で廃止されることが発表された東海道・山陽新幹線と九州新幹線の喫煙ルーム。現在は3号車と10号車、15号車の3カ所(※8両編成の場合は、3号車と7号車の2カ所)に設置されており、利用経験のある愛煙家も多いはずだ。
公共交通機関の車内禁煙化が当たり前になる中、車内でもタバコが吸えるのは大きな魅力だったのは間違いない。それだけに日頃から新幹線に乗る機会が多い愛煙家の芸能人からは悲鳴の声が上がっている。
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一は、「あかーん!新幹線の喫煙ルーム撤廃!?あかーん!」とXにポスト。さらに明石家さんまに食事の際にこの話をすると、後ろにのけ反りながら「終わったー!」とショックを受けていたことも合わせて投稿している。
他にも芸人たちのXを見ると、「オズワルド」の伊藤俊介は「無理無理無理無理」、中川家・剛は「なくなるねんもう腹立つ〜」、ヒコロヒーは「喫煙所でタバコ吸うぐらいは許してくれ」とショックを隠し切れない様子。
また、同じく愛煙家の「見取り図」の盛山晋太郎は、「とうとう最初から最後まで景色に忍者を走らせ続けるしかなくなった」と詩的な表現(?)で今回の発表を嘆いていた。
ただし、新幹線での喫煙は今後ダメになるが、喫煙ルームが設置されている列車はまだ存在するという。
「近鉄は全部ではないですが特急に喫煙室があり、大阪-名古屋の利用に使えます。まあ、移動時間は2時間10分前後で新幹線のぞみ号の倍以上になりますが…(苦笑)」(鉄道誌編集者)
あと、喫煙ルームではないが東京—出雲市・高松を結ぶ寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」には、シングルデラックスとサンライズツインと呼ばれる個室の一部が喫煙OKだ。
「東京に向かう上り線の『サンライズ』のみ三ノ宮駅と大阪駅に0時過ぎに停車します。夜まで関西で仕事があり、翌日午前中から東京での番組収録がある芸人さには便利です」(同)
愛煙家芸人たちがこぞってこの寝台列車を利用し始めたら、それはそれでちょっと面白そうだが。