「歌舞伎で償って…」猿之助被告の発言に谷原章介、杉村太蔵もア然!

「許されるのであれば歌舞伎で償っていきたい」

 両親に対する自殺ほう助の罪で起訴された歌舞伎俳優の市川猿之助被告の初公判が、10月20日に東京地裁で行われた。上記は、そのとき検察側が供述調書で読み上げた言葉だ。

 起訴状によると、猿之助被告は2023年5月17日から18日にかけ、父で歌舞伎俳優の市川段四郎さんと母親の自殺を手助けし、死亡させたとしている。検察側は懲役3年を求刑し、判決は11月17日に言い渡される。

 物議を醸しているのが、猿之助被告の「許されるのであれば…」発言。10月23日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)で、メインキャスターを務める俳優の谷原章介は「本当に驚いたのは、結審する前に、裁判中に〝また舞台に立ちたい〟という言葉が本人から出たこと。本当に驚きを覚えました」と語った。

「元衆院議員の杉村太蔵も、レギュラー出演する『サンデージャポン』(TBS系)で自分が犯した事の重大性をわかっていないとして、『これで簡単に歌舞伎の世界にまた戻れるとなると、そういう世界なのかなと誤解を与えてしまう』と苦言を呈していました」(メディア誌ライター)

 大方の予想では執行猶予がつくと見られている猿之助被告。〝許されるのではあれば〟歌舞伎の世界に復帰するのだろうか。過去には、不祥事発覚後に復帰願望を口にして散々な結果になったタレントがいた。

「TOKIOの元メンバーの山口達也は強制わいせつの容疑で書類送検された18年4月、謝罪会見の席で『もし待ってくれている場所が、私の席があるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたら…』と涙ながらに語りましたが、その甘い考えはメディアや視聴者から猛反発を受けました。結局、TOKIO復帰の夢は叶っていません。不起訴となった山口が復帰できず、人が2人亡くなり、執行猶予がついても有罪判決となる猿之助が簡単に歌舞伎役者として復活すれば、視聴者や歌舞伎ファンはどう思うでしょうか」(芸能記者)

 猿之助被告の判決と去就が注目される。

(石田英明)

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