かつてバラエティ番組に引っ張りだこだった、双子タレントの「おすぎとピーコ」。兄のピーコは服飾評論家として、弟のおすぎは映画評論家として、それぞれソロで活動していたが、ピーコが行方不明と報道されたのは4月10日のこと。
「『週刊女性』によると、福岡で暮らしていたおすぎに2021年夏頃から認知症の兆候が表れ、話し合いの末、ピーコの住む横浜のマンションで同居を始めたのだとか。ところが、おすぎの様子にショックを受けたピーコにも認知症の症状が出始めてしまった。ふたりはケンカが絶えなくなり、昨年2月、おすぎは高齢者施設に移ったようです。以来ピーコはひとり暮らしに戻ったが、今年3月下旬、警察が近隣住民を訪ねてきて、ピーコが今も自宅に住んでいるか聞かれたそう。住民はピーコが何か事件に巻き込まれたのではと心配していたといいます」(芸能ライター)
果たしてピーコはどこへ行ってしまったのか。
「4月15日に放送された『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、ピーコがおすぎとは別の高齢者施設にいることが報じられました。それで一安心したのですが、その後、衝撃の事実が発覚したのです」(前出・芸能ライター)
20日発売の「女性セブン」によると、ひとり暮らしに戻ったピーコの認知症が悪化。先月25日には、買い物に訪れた店で窃盗罪(万引き)で逮捕されてしまったのだ。
「店側は以前からピーコの買い物の様子を不審に思っていたそうで、繰り返し被害にあっていることがわかり、ついに警察に通報したようです。ここのほかにも自宅周辺の複数の店が警察に相談していたようですが、認知症の症状で、レジで精算したのかわからなくなるケースはよくありますからね」(前出・芸能ライター)
これをきっかけに、ピーコはひとり暮らしが難しいと判断され、現在の施設に入所することになったようだ。
認知症によりそれぞれ別の高齢者施設で暮らすことになったおすぎとピーコ。他に身寄りはなく、迫り来る超高齢者社会の日本の縮図を見ているようで、何とも物悲しい。
(石見剣)